こんにちは。モバイルバッテリーと聞くだけで唾液腺が刺激される人です。

モバイルバッテリー、どれを選んだらいいかさっぱり!という方のために、モバイルバッテリーの種類や特長、選び方にいたるまで徹底的に解説します。よしなにどうぞ。

そもそも。モバイルバッテリーって何に使うの?

「外でスマホ充電するやつでしょ?」と思った方はご名答。でも、今はスマートフォン以外にもいろんなモバイルデバイスがあり、スマートフォンだけではなく、さまざまな機器の充電に利用することができます。

また、別に室内で使ってもいいのですよ。例えば自分の部屋や会社のデスクなんかでもモバイルバッテリーは大活躍します。

モバイルバッテリーで充電できるものたち

USB充電対応機器であることが前提ですが、例えばこんなものたちの充電にも一役買います。大抵の場合専用のUSB充電器が付属していますが、必ずそれで充電しなければいけないわけではなく、モバイルバッテリーや汎用USB充電器でも充電することもできるのです。(例外あり。)

  • スマートフォン
  • タブレット端末
  • MacBook他のラップトップ(USB-C搭載, USB PD対応)
  • キーボード、マウス
  • モバイルWi-Fiルーター
  • モバイルスピーカー
  • Bluetoothイヤフォン
  • 加熱式タバコ(アイコスなど)
  • LEDライト(自転車のライトなども)
  • ゲームのコントローラ
  • 携帯ゲーム機本体(Nintendo Switch含む)
  • 簡易フォトブース
  • USB扇風機

モバイルバッテリーを選ぶ時に見るポイント

モバイルバッテリーの種類はめちゃめちゃいっぱいあります。なので、選ぶ時に見るべきポイントを絞っていきましょう。

メーカー

「どのメーカーのモバイルバッテリーがいい?」僕がと聞かれたら、食い気味で「Anker」と答えます。2017年現在、もっともコストパフォーマンスと信頼性の高いメーカーと言えるでしょう。なので、特にこだわりがないのなら、素直にAnkerを選ぶことを僕はおすすめします。

信頼性ってのは、壊れにくいとか不具合が少ないとかもありますが、何より、モバイルバッテリー(というかリチウムイオン充電池)は爆発します。テレビなどで報道されているように、膨張したり、リュックが燃えたりしてるアレです。なので、格安のものとか謎メーカーのものは、当ブログではおすすめしていません。

価格が高いなら他の選択肢も充分に考えられますが、ふつーに安いというのが、僕がAnkerを声を大にしておすすめする理由でもあります。見た目も洗練されたシンプルなデザインで、特に男性の方にはおすすめです。

容量

「○○mAh」と書いてあるのが、容量です。電気を貯めておける量。満タン状態からスマートフォンを何回充電できるか、と思えば分かりやすいかと。数字の意味を深く知る必要はありませんが、10,000mAhでiPhoneを4-5回、iPadを1回程度充電できると思ってください。

単に数値に比例して容量が大きくなります。20,000mAhなら10,000mAhの2倍の容量です。

ちなみ、Ankerのサイトでの分類は、以下のような感じになってます。

– 10,000mAh コンパクト
10,000mAh – 大容量
20,000mAh – 超大容量

同時に充電できる機器の数

「○ポート」と書いてあるのが、同時に充電(というか接続)できる機器の数です。

モバイルバッテリーの種類によって、いくつのデバイスを同時に充電できるかが変わります。モバイルバッテリーの場合、1つから3つ程度まで同時に充電できます。

見た目で判断する場合ですが、基本的にはこの↓「USB-A」の差し込み口の数を見ればOK。これが他のデバイスを充電するための、出力ポートとなります。

ちなみにこっちの差し込み口↓(MicroUSB)は、バッテリー自体を充電するための入力ポートとなります。

注意点としては、新しめのモバイルバッテリーでは、この↓「USB-C」を搭載しているものがあります。

USB-Cは今後のスタンダードになるだろう新しい規格で、入力ポートにも出力ポートにもなるツワモノです。つまり、このポート分もう一台同時に充電できる場合もあります。

重さ

基本、容量に比例してどんどん重くなります。15,000mAhを超えてくるとかなり重いです。なので、頻繁に持ち運ぶ用途なら必ずしも大容量がベターではなく、重さや大きさとの兼ね合いも考える必要があります。

給電力

「○○W」(ワット)と書いてあるのが給電力です。1ポート最大12W、合計最大24Wとか書いてありますので、これがどれだけ電気を送ることができるかを表しています。充電される側の機器に必要なW数を満たしていないと充電できません。

ちなみに、iPhoneだと最大10W程度、5Wくらいで充電できます。Mac/PCやNintendo Switchなどは必要な電力が高いので、使いながら充電するには後述の「USB PD」などが必要になってきます。

急速充電

近年のスマートフォンやタブレット端末は、大容量バッテリーを積んでいるものも多く、その分充電時間が長くなっています。そこで、より速く充電するために、急速充電の機能が付いているものがあります。

で、急速充電にはいくつかの種類がありますので、メジャーなものについて、ポイントを絞って説明します。

Quick Charge

Qualcomm社が独自に開発した急速充電の技術。QCとも言われます。現在のQC3では、従来の4倍ほどの速さで充電できるとのこと。ただし、充電されるデバイス側が対応していなければなりません。ちなみにApple製品は一切対応していません。

また、業界標準のUSB充電規格の互換性を損なうとして、Google先生がこれ(または同等の技術)の排除運動を起こしていることも少し懸念されます。

PowerIQ

Anker社が独自に開発した急速充電の技術。Quick Chargeとは違い、全てのデバイスに対応します。

接続された機器のを自動的に検出し、最適な電流を流すことで急速充電を行います。また、他のメーカーでも、これと同等の技術を搭載しているものもあります。名前は違うと思いますが、PowerIQみたいなもの、と思えばOKです。

VoltageBoost

こちらもAnkerの独自規格。こちらは、電圧を少しだけ(5V -> 5.1か5.2V程度に)上げて充電速度を向上させるもの。現在は、おそらくほぼ全てのAnkerバッテリー・充電器にPowerIQとともに搭載されています。(QC専用を除く)

USB Power Delevery (USB PD)

新時代のUSB充電規格で、最大100Wまでの給電が可能となります。これにより、今後スマートフォンなどだけでなく、パソコン、ディスプレイ、プリンタ、その他家電などあらゆるデバイスの充電に、USB PDが採用される可能性があります。

モバイルバッテリーでもUSB PD対応のものがぼちぼち登場しています。

で、USB PDを利用するには、USB-Cポート、およびケーブルが必要となります。全てのUSB-CポートがUSB PDに対応しているわけではありませんが、今現在、モバイルバッテリーについてるUSB-CポートはまずUSB PD対応だと思っていいでしょう。

QCやPowerIQについては、こちらの記事も参照ください。

その他。色とか形とか。

と、ここまで書いてきましたが、単に色とか見た目で決めるというのも大いにありです。また、同じようなスペックでも形が違ったりもしますので、その辺も気にしてみましょう。

用途別のおすすめモバイルバッテリー

さて、お次は、いくつかの用途を想定して、おすすめのモバイルバッテリーを紹介します。

ちなみに、ここで紹介するモバイルバッテリーは、基本Ankerのものとなります。理由は前述のとおり、僕がもっとも自信を持っておすすめできる、またおすすめしたいものだからです。ご承知おきください。

初めてのモバイルバッテリーなら Anker PowerCore 10000

信頼のAnker、しかも10,000mAhでこの価格となれば、これに勝るエントリーモデルのモバイルバッテリーは存在しない。iPhoneをはじめ、全てのスマートフォンに利用できます。

わずか180gの軽さも魅力。初めてのお試しバッテリーに最適の一台です。白モデルもあります。

外でガンガンスマホ充電するなら Anker PowerCore II Slim 10000

外出先でスマートフォンを頻繁に充電するなら、これがイチオシ。推しポイントは、その軽さ(210g)と形状。スマートフォンと同じような形状の薄いボディなので、スマートフォンと重ねて持ちやすいのが特長。しかも、PowerIQ2.0を搭載し、従来のPowerIQよりさらに高速で充電ができます。

まとめて複数台充電したいなら Anker PowerCore 13000

スマホ複数台持ちや、加熱式タバコ、Bluetoothイヤフォンなど、USB充電デバイスをたくさん持ち歩いているなら、こちらがおすすめ。マルチポートでありながら軽く(259g)、さらに大容量(13,000mAh)、おまけに3,000円以下。ちなみに白モデルもあります。

Quick Charge対応スマートフォンを持っているなら Anker PowerCore Speed 10000 QC / PowerCore+ 13400 QC3.0

僕はQuick Charge対応端末もバッテリーも持っていないので、参考までに。

Quick Charge対応スマートフォンを持っているなら、QC対応モバイルバッテリーでさらに高速に充電ができます。ただ、QC非対応のスマートフォンを充電する場合は、むしろQC非対応のもの(またはポート)を使った方がいいですが、こちらのAnkerのQC/PowerIQ両対応のものなら大丈夫です。

自分のスマートフォンが対応しているか知りたい場合は、こちらのリンクを参照ください。ちなみにApple製品は全て非対応です。

旅行の荷物を減らしたいなら Anker PowerCore Fusion 5000

少し前に値下がりして入手しやすくなった、Fusion。宿泊先ではコンセントに差して、道中はモバイルバッテリーとして活躍する一台二役のハイブリッド型で、荷物の軽減にも一役買ってくれます。

家で使うなら Anker PowerCore+ 26800 PD

2017年現在、最強のモバイルバッテリーとささやかれている、26800 PD。ラーメンでいうなら全部入り。26,800mAhという超大容量は、スマートフォンを10回充電できるほど。また、PowerIQ、VoltageBoostはもちろん、USB PD対応のUSB-Cポートを搭載。

このUSB-Cポートは、入出力を兼ねているので、バッテリー本体自体もUSB PDによる急速充電が可能。そして、そのための30W USB PD充電器がおまけでついてくるという大盤振る舞いっぷり。

通常、これだけの大容量バッテリーを満充電するには丸一日かかったりしますが、これを使うことで、ものの4-5時間で満充電にすることができます。

また、通常の出力ポート(PowerIQ)x 2とUSB PD x 1の計3ポートで出力が可能、と、全く隙のない仕様となっています。

デカいのと重いのが玉に瑕ではありますが、家で使うならそれらもデメリットとは言えず、むしろ安定感もある上に失くしにくいというメリットですらあります。

これについては、こちらの記事に詳しく書いています。

MacBookやNintendo Switchを充電するなら Anker PowerCore+ 26800 PD

MacBookについてくる純正のUSB-C充電アダプタは29W。つまり、同等の出力のものが必要となります。そこで、上記と同じく 26800 PDの出番。また、上記のとおり、バッテリー本体と別に30WのUSB PD充電器がついてくるので、これをMacBookの充電に使うこともできます。

また、Nintendo Switchを遊びながら充電するには 15W以上の出力がないと厳しいです。つまりこちらも上記と同じ26800 PDがおすすめです。また、Nintendoによると、抵抗が56kオームのケーブルでなければいけないそうな。Nintendo純正のUSB-Cケーブルを使うのが無難です。僕は以下のAnkerのUSB-Cケーブルを使っていますが、問題なく充電できています。56kオームというウラは取っていませんので、あくまで自己責任ということで。

見た目がかわいいモバイルバッテリーが欲しい!

とりあえずスマホ充電できれば!見た目重視で!という方はこちらで探してみましょう↓

もしくは、家電量販店やキャリアショップなどにもいろいろあると思います。

他にもある!いろんなモバイルバッテリー

ワイヤレス充電対応、スティック型、ケース一体型、コネクタ内蔵型、乾電池式、ソーラータイプなどさまざまなモバイルバッテリーがあります。ご自分の用途に合うものを探してみてはいかがでしょうか。

ワイヤレス充電対応

スティック型

ケース一体型

コネクタ内蔵型

乾電池式

ソーラータイプ

モバイルバッテリーってどうやって保管すればいい?

さて、最後になります。モバイルバッテリーはスマートフォンと違って毎日のように使って、毎日充電はしないかもしれません。で、モバイルバッテリー、というかリチウムイオン充電池の特性として「使わなくても劣化します」。残念ながら、これは仕組み上仕方のないことです。では、できるだけ劣化しにくい状態で保管した方がいいんじゃね?というお話をします。

リチウムイオン充電池が劣化しやすい条件について、日常的に起こりやすい場面をいくつか挙げてみます。

  • 100%に近い充電状態の時
  • 0%に近い充電状態の時
  • 高温状態の時

なので、一番理想的な保管方法は「50%くらいの充電で、寒いところに置いて置く」ということになります。しかし!今はモバイルバッテリーのお話をしているのです。モバイルバッテリーは、デバイスの充電がなくなった時の緊急用として使う場面がほとんどだと思うので、その時に充電が50%だと、意味なし攻撃になりかねません。なので、使う場面が確定してる場合を除いて、ふつーに100%充電にしておくのがいいと思います。

と言っても、100%で保管したからといって、半年で使えなくなるとかそんなに劇的に劣化するわけではなく、また、モバイルバッテリーはそこまで高価なものではないので、劣化が進んで使えなくなってきたら交換すればいいと思います。というわけで、気にするべき点は、真夏の車内に放置しないようにするくらいでしょうか。

おわりに

モバイルバッテリー持ち歩くとかめんどくせー!とお思いかもしれません。でも、必ずしも常に持ち歩く必要もないのです。例えば旅行の時だけでもOK。マップアプリをたくさん使っても、充電切れの心配もストレスもなくなります。

家では長いケーブルをとり回さなくてもテーブルの上でスマートフォンやアイコス、ゲームのコントローラーなどを充電できるし、会社に置いといても何かと活躍します。

また、大容量のモバイルバッテリーは、災害などの緊急時にも大活躍することでしょう。また、お客さんが泊まりに来た時なんかにも、お泊りセットと一緒に貸すと、割と喜ばれます。

数千円の投資でこれだけのリターンがあるモバイルバッテリー。気軽にひとつ手にしてみてはいかがでしょうか。それでは、よきモバイルバッテリーライフを!