こんちわ。最近iPhoneやiPadを購入したなら、近ごろきっと「クラウド」って言葉を耳にしはじめたのでは?iPhoneやiPadで、Macで作成した書類やなんかを閲覧したい!または複数台のMac/PCでデータを共有したり同期したりしたい!クラウドストレージを使えばそんな悩みも解決。クラウドといえばマテリアだった方たちも、iPhone/iPad購入をきっかけにぜひクラウドストレージを試してみてはいかがでしょう。
USBメモリやCD-Rで未だにデータやりとりしてるそこのあなた!もしくはiPhoneだからMacのファイル見れないとか思ってるあなた!きっと世界が変わることだろう。
とっくのとうに使ってるけど別の無料クラウドストレージを探してる、なんて方にも、ひとつでも何か参考になれば幸いです。
クラウドとはなんぞ?
ものすごい噛み砕いて書きますが、クラウド=Cloud=雲。本Tipsでいうクラウドとは、例えば頑張って作ったWordの書類を、自分のパソコンのマイドキュメントではなく、雲の向こうの見えないどっか(インターネットのどっか)にあるコンピュータにデータを保存することで、インターネット接続さえできれば、そこにアクセスすることで複数のMacPC、iPhone、iPad等でおんなじデータを共有したり同期したりできるサービス、というかそういったもん全般。もちろん難しいインターネットの専門知識などなくていい。いわゆるひとつのそんなイメージを思い浮かべてください。
ちなみにストレージとは、データを記憶する装置のこと。そんなこんなでクラウドなストレージの紹介いろいろです。
ちなみに、なんとなく3つにカテゴリ分けしてますが、けっこう独断です。使い方によりけりなとこもありますのであまり気にしないでください。
目次
1.同期
保存とゆーより、主に各デバイス間での「同期」目的で使用。作業中のファイルや日常的に更新するファイル、複数のMac間で共有したいアプリのデータなど。
これらにアップロードしてるファイルのうち、共有可能なフォルダ(各サービスのヘルプ参照ください)に入れたものは、パブリックリンクというURL(アドレス)を発行して、それを友人に教えることで友人と共有することもできるよ。
Dropbox
初期無料容量:2GB
Dropboxにデータを保存して同期するタイプのテキストエディタ等のデータなんかはDropboxに保存。日々更新するような、現在作成中などのアクティブなデータは基本Dropboxに置いてる。
保存するための成果物は後述のストレージに移動したりも。
最大のメリットは、ファイルを作成したり編集したものを、Finder(エクスプローラ)上でいわゆるひとつのふつーに「Dropbox」フォルダ内に入れておけば、自動的にクラウド同期できる点。
もっと分かりやすく言うと、設定した全てのMac/PCの「Dropbox」フォルダの中身がいつでも最新状態になってるということ。
SugarSync
初期無料容量:5GB
Dropboxと同じよーに、各デバイス間でファイルを常に同期できる。こちらは、任意のローカル(自分のパソコンの)フォルダを指定して同期できるメリットがあるよ。
Dropboxより多機能な分、若干ややこしい。
僕は、同期目的ではないんだけど、iPhone/iPadで撮影した画像の溜まり場にしてる。iOSの画像は定期的に全てSugarSyncにアップロードし、iPhone/iPad内の画像は削除するといったあんばい。
具体的には、【PhotoSync】を使って母艦Mac(MacBook Pro)に送信、そしてその送信先の、画像が保存されるフォルダをSugarSyncに同期させてる。つまり、PhotoSyncでMacに送信した時点で、自動的にSugarSyncに同期されるというあんばい。こうしとくと、母艦Macのローカルにも保存されるし、iOSでもSugarSyncアプリなどで閲覧できるよ。
iOS用
Mac用
2. ファイルストレージ(成果物保存、共有)
ここで紹介するのは、主にファイル保存用としてよさそうなもの。要は、自分のパソコンに保存する代わりにこれらクラウドに保存して、どこでも閲覧・アップロードできるようにすることができる。ただし、1で紹介したもののように、自動的に自分のパソコンにダウンロードしてくれたりするわけではないです。(できるものもあるけど)
もちろんパブリックリンクで友人と共有したりもできる。
Box
初期無料容量:5GB
通常5GBの無料ストレージが利用できるBoxですが、一時期50GBキャンペーンやっててそん時に50GBゲットしておいたので、現在はメインの成果物保存ストレージとなってます。
母艦Mac以外(MacBook AirやWin機)で作成したものは全てこちらに保存、本体にはデータは残さず、Boxと母艦Macにのみデータを保存しています。
Box(に限らないけど)に置いておけば、すべてのデバイスでデータを共有することができるよ。現在進行形で作成してるデータはDropboxなどの同期型のクラウドストレージの方が便利だと思うけど、できあがった成果物なんかはBoxなどに置いておけば、Dropboxの容量節約にもなるし、どこからでも参照・共有できていいよ。
なお、.webdocというファイル形式の、いわゆるMS Word的なドキュメントをブラウザ上で作成できるのも魅力。さらにはGoogle Docsとの連携も充実。
CloudMe
初期無料容量:3GB
かつてのiCloud.com。iPhone/iPad用のアプリから接続すると、あたかも見慣れたデスクトップのよーな画面で操作することができるオンラインストレージ。あらかじめ「Documents」や「Music」「Pictures」などのフォルダが用意されているし、馴染みやすいかも知れない。オンラインストレージ入門にもよさそう。
Minus
初期無料容量:10GB
ミニマルなデザインのシャレオツストレージ。ブラウザにドラッグでファイルをアップロードできるし、画像や動画のファイルはサムネイル表示されてかわいい。また、そのサムネイルをドラッグすれば、共有用URLの貼り付けもできちゃう。操作感も非常によい。Facebook,Twitter,Tubmlr等に共有も簡単。ユーザーをフォローしたりSNSな要素も満載。おまけに1ファイルのサイズが2GBまで。シャレオツすぎる。
僕は主に、動画や音楽はminusに入れてます。個人的に非常におすすめ。
※アプリはなくなった模様
Google Docs Google Drive
初期無料容量:1GB 5GB
ドキュメント(MS Word的なもの)やスプレッドシート(MS Excel的なもの)、プレゼンテーション(MS PowerPoint的なもの)、メールフォームなどを作成できる、神サービス。当然だが友人と共有したり、果ては同時編集したりできる。
あらゆる形式のデータをアップロードできる上に、ブラウザにファイルをドラッグでアップロードできちゃう神コロ様っぷり。WebDAVクライアントからもアクセス可能。
何と言っても書類の共有の便利さ。オフィスデータをメールで送ってうんぬん、という時代はもうじき終わりを告げるのだろうきっとそうだろう。
PogoPlug
無料容量:5GB
こちらもファイル・音楽・動画・画像とあらかじめカテゴリ分けされていて馴染みやすいストレージ。
音楽はアーティスト名、アルバム、ジャンルごとに自動分類されたりと、あたかもネイティブアプリのよーな使い心地。
また、「Pogoplugデバイス」(ハード)を購入し、手持ちのUSBストレージを接続することでクラウド化できるそうな。これは僕もぜひ購入してみたい。
SkyDrive OneDrive
初期無料容量:25GB
大容量の無料ストレージを無料で使用できる。もちろんブラウザでOfficeドキュメントを作成、編集、共有可能。写真アルバムの共有も。Windows Liveアカウントが必要。
UploadingIt
初期無料容量:20GB
同時に1,000ファイルまでアップロード可能、またzip圧縮してアップロードなどもできる。
1ファイル200MBまで。
iPhone用
iPad用
Mac/PC用はこちらから
Nドライブ
初期無料容量:30GB
※サービス終了
NAVERプレゼンツのオンラインストレージ。最初から30GBという大容量が無料で使える点が魅力的。こちらも、ブラウザにドラッグ&ドロップでファイルをアップロードできるよ。会員以外のユーザーとでも共有・共同編集が可能。
また、Dropboxのよーに、ローカルのフォルダをNドライブに同期できる機能もあるんだけど、僕の環境ではあまり快適に動作せず、素直にブラウザで使うことにしました。
cx
初期無料容量:10GB
グループ機能やお気に入り、プロフィールといったちょっとしたSNS機能つき。
※アプリなくなった模様
Yahoo!ボックス
初期無料容量:5GB、Yahoo!プレミアム会員:50GB
僕はYahoo!プレミアム会員で50GB使えるようですが、正直あまり使っていないという。
もともとはその容量を生かして前述のiPhone/iPadの画像溜め場にする予定だったんだけど、1つのディレクトリ(フォルダ)に1,000ファイルまでとかいう制限があるようで、この制限のために利便性がなくなり却下、SugarSyncに変更したという。そしてなんと言っても見た目略
Yahooアカウントが必要。
3. アップローダー/ファイル転送
ファイルをクラウドで管理・保存するというよりは、他の人とファイルをやりとりしたり、ちょっとデータ渡したい時なんかに本領を発揮するものたち。フットワークの軽さが売り。Twitter等の画像保存場所にしたりする用途もあり。
CloudApp
容量無制限、ただし1日10ファイル、1ファイルにつき25MBまで
これも超お気に入り。UIもミニマルでかっこいいし、アップロードも簡単。ドラッグ&ドロップでも、Macのアプリ入れとけばcontrol+option+Rでもいける。また、Tweetbotの画像アップロード場所にもできるし、Sparrowのファイル添付のアップロード場所にもできる。
おまけにURL短縮機能も統合されていたり、アップロードが完了したらその共有用URLがクリップボードにコピーされてたり、Growlにも対応してたり。一言でわかりやすく言い表すならネ申。
Mac用
Drops
1ファイルにつき20MB??(確証なし)
サービス終了
ミニマルなデザインが美しい、Drops。Mac、Win、Ubuntuで使用可能。こちらもキーボードショートカットを登録して、ファイルをアップロードできて簡単。また、アップロードしたファイルの共有パスを自動的にクリップボードに保存されます。ちょっとしたファイルのやりとりに便利。
無料版で10MB強のファイルはアップロードできたのと、20MB強のはできなかったのとで、1ファイルのサイズは20MBくらいが上限?かも。
Ge.tt
無料容量:2GB
これまたミニマルなデザインと機能なアップローダー。無料で2GBまで保管できる。
同じ共有用URLに複数のファイルをまとめておくことも可能。また、大きなファイルもアップロードを待つことなく、受信側がダウンロードを開始できる点も見逃せない。
ダウンロード数を確認することもできる。クライアントへ大きなデータを送る時に使ってます。
Let’s Crate
アカウント取得時 無料容量:200MB、1ファイルにつき50MBまで
ちょっとしたファイル共有にどうぞ。おそらくこれ以上シンプルなアップローダーはないのでは。
アカウント登録要らない。下記のトップページの木箱にファイルをドラッグ&ドロップするだけ。以上。アップロードが完了すると、共有パスが発行され、30分間保存される。
ちなみに、アカウント登録すると、ファイルストレージ的な機能が使えるよーになるよ。
kienu
1GB、1ファイル10MBまで
和製アップローダー。音楽や画像等あらゆる形式をアップロード可。音楽や動画などは、ビューアで視聴できる。
4. おまけ。使い方がわからない
Uploadie
なんか便利そうなんだけど、僕の環境(OS X Lion、Safari or Chrome)ではうまくいかない。そのうち使えたら使いたい。
まとめ
とにかくたくさんのクラウドストレージサービスがあって、何使ったらいいか分からんかも知れません。僕も未だ試行錯誤中。というかきっとこれからもずっと試行錯誤を続けることだろう!このサービスはこれ用、なんて使い分けても楽しいですね。いくつも組み合わせて使えば、無料でかなりの容量を使用することができますよ。
クラウド×iPhone/iPadなどのモバイルで、いつでもどこでもファイルを持ち歩いて活用できることの便利さや、手軽なファイル共有など、ぜひ体感してみてください。ではまた〜