Bose SoundLink MaxとMicro 2(2台ステレオ)実際に使ってわかった「どっちを買うべき?」
Bose SoundLink Maxと

全国のBoseファンの皆様こんにちは。いきなりですが結論です。これは、どちらがいいかは用途や環境によるところが大きくて、Maxのほうが絶対に合っている人もいれば、Micro 2 2台の方が合ってる方もいます。「どっちか迷ってる」という方のために、両方使ってみたリアルな感想をまとめます。
比較されし者たち

今回比較するモバイルスピーカーはこの2機種です。
Bose SoundLink Max
Bose SoundLink Micro 2(2台)
まず、2つの基本スペックを確認

| 項目 | SoundLink Max | SoundLink Micro 2(×2台) |
|---|---|---|
| 防水 | IP67 | IP67 |
| サイズ | 265x 120x 105mm | 104×104×43mm(1個ならポケットに入る) |
| 重量 | 約1.26kg | 約330g × 2台 = 約660g |
| バッテリー(公称) | 20時間 | 12時間 |
| Bluetooth | 5.3 / AAC, aptX Adaptive | 5.4 / AAC, aptX Adaptive |
| スマホへの給電 | あり(15W) | なし |
| ステレオ出力 | 1台(擬似) | 2台接続で真のL/R分離ステレオ |
防水はどちらもIP67で同等。IP67というのは「完全防塵+水深1mに30分沈めても大丈夫」という規格で、お風呂・雨天・アウトドアでも気にせず使えます。こんなでかいMaxも風呂に沈めても大丈夫ってのがおもしろい。というか、今はモバイルスピーカーは音響機器というよりガジェット的な側面が大きく、防水防塵はもはやマストといった感じですね。
ちなみにMicro 2は初代がIPX7(防水のみ)だったのが、第2世代でIP67(防塵も追加)に強化されています。地味な進化ですが、アウトドアで砂埃が気になる場面だと地味にありがたいところ。
SoundLink Max使用レビュー

Maxの構造が面白くて、センターにツイーターが1つ、その両サイドに少し外向きに角度がついたメインスピーカーが2つ並んでいます。さらに重低音を担当するパッシブラジエーターが両サイドに真横向きに配置されていて、この設計が「疑似ステレオ」を生み出しています。

実際に聴いてみると、近距離だとあまりステレオ感は感じません。でも少し離れると、不思議な広がりが出てくる。部屋の壁に音が反射して空間が広がるような感覚で、いわゆるセパレートタイプのステレオとは全然違うんですが、モノラルでは絶対に出ないような「包まれる感じ」があります。
ただ、近距離だとしてもモノラルの「塊感」はなく、音抜けがいいように感じます。
また、デフォルトの低音が爆盛り。アパートで使うには正直しんどい。曲によってはアプリのEQで低音を−10にしてもまだ気になるくらい。広い部屋か、戸建てか、屋外向けということかも。
SoundLink Micro 2 使用レビュー

こちらはポケットに入るサイズ感が最大の強みです。カラビナでリュックに吊るしてそのまま出かけられる。お風呂・車・アウトドア、どこにでも連れていける気軽さは、Maxにはない魅力です。
単体モノラルでの音は、正直この小ささでここまで出るか、と驚いたほど。YouTubeを流したり、作業用BGMを垂れ流すなら十分すぎるほどのクオリティ。低音もかなりアグレッシブに出て、音源によってはEQで削らないとうるさいくらいです。Maxほどの深みはないけど、近所迷惑になれるくらいには鳴ります。
ただし音量の限界はMaxよりはるかに低いので、広い空間や複数人でのBGMには厳しい。デスクトップ用途か、10畳程度の部屋でBGMを流す用途がちょうどいい感じです。
一方で気になる点もあって、電源ボタンが底面にあるのが地味に押しづらい。毎回引っくり返すか手探りで押すか。これは慣れるしかないんですが、設計の惜しさを感じます。
2台でステレオにすると、世界が変わる

ここが最大のポイント。Micro 2は第2世代同士を2台用意すると「ステレオモード」が使えて、左右のスピーカーにそれぞれL/Rの音声が分かれて出力されます。これが真のステレオ。
実際にステレオモードで聴くと、1台の時とは別物です。小さなスピーカー2台とは思えないような音場の広がりが出ます。映画やドラマの没入感が一気に上がって、「iPadでNetflixを観る」くらいの用途なら、これで十分すぎると感じました。
接続は最初だけ少し手間がかかりますが、一度ペアリングしてしまえば次回以降はスムーズです。ただ2台分の充電管理が必要になるのは事実で、これを面倒と感じるかどうかは人によって分かれると思います。
なお、ステレオモードはMicro 2(第2世代)同士でのみ対応しています。初代との組み合わせやMaxとのペアリングではステレオにはなりません(同期して同じ音を鳴らす「パーティーモード」は他機種とも使えます)。
バッテリー持ちには注意が必要
Micro 2のバッテリー持ちは最大12時間となっていますが、SoundGuysによる実測(80dBの固定音量)では約4.5時間という結果が出ています。公称値の1/3以下です。
これは小音量での値と実用音量での乖離が大きいということで、「1日じゅう鳴らし続けたい」という使い方には向いていません。普通に使う分には1〜2時間で充電し直す感覚で付き合うのが現実的かもしれません。
そもそも、80dBという爆音で鳴らしたいならFlexやPlusといった上位機種を買った方がいいですね。
対してMaxは公称20時間で、こちらのほうが長時間運用の安心感はあります。
「音楽用途」には正直、向いていない
これは両機種に言えることですが、音楽をしっかり聴きたいならヘッドフォンを使うべきというのが僕の結論です。
モバイルスピーカーはBGMや動画の音声を「空間に流す」ための道具。その用途においてMicro 2×2台は異常なコスパを発揮します。
もしモバイルスピーカーでも音楽をそれなりにちゃんと聴きたい、という場合は、上位機種のSoundLink Flex 第2世代 or SoundLink Plusを2台ステレオで使うのがベストだと思います。Boseにこだわらないなら、B&Oなんかも選択肢に入ってくるかなと思います。
ただし、これは個人的な考えではありますが、ある程度音楽を楽しみたいなら、モバイルスピーカーはやはりBoseなどの「オーディオメーカー」のものを買うのが無難です。ガジェット系メーカーのものは音楽用途にはあまりお勧めしません。
まとめ:あなたはどっちを買うべきか

| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 広い部屋・屋外・複数人で使いたい | SoundLink Max |
| バッテリー持ちを最優先したい | SoundLink Max |
| 1台でステレオサウンドを楽しみたい | SoundLink Max |
| アパートのデスク周りやお風呂で使いたい | Micro 2 ×2台 |
| 携帯性を最優先したい | Micro 2 ×2台 |
| コスパ重視で真のステレオ環境を作りたい | Micro 2 ×2台 |
僕はしばらくMicro 2で落ち着きそうです。コンパクトなモノラルスピーカーをいくつか試してきて、どれも積極的に使いたいと思えるものはなかなかありませんでした。でもこれは違った。「使いたくなる」んですよね。BoseのDSP(音をデジタル処理する仕組み)の優秀さをひしひしと感じます。
ステレオにしたときの変貌ぶりも含めて、この価格帯では頭ひとつ抜けていると感じます。
というわけで以上です。それではよきSoundLink生活を!