Eufy SmartTrack Card E40レビュー。E30と実物比較でわかった進化点と弱点

財布をなくした時の精神的、物理的ダメージは計り知れませんね。僕はカード型トラッカーのEufy SmartTrack Card E30を財布に入れて使ってきたんですが、2026年5月に新型のE40が出たので入手しました。
結論から言うと、財布に入れるトラッカーとしてE40は現状ベストですが、一方でトレードオフもあります。この記事では、E30とE40の両方を持っている僕が、スペック表だけではわからない違いを比較していきます。

この記事でわかること
- E30とE40の違いが実物ベースでわかります
- ワイヤレス充電になった新しい運用イメージがつかめます
- 自分はE40を買うべきか、E30でいいか、購入の判断ができるようになります
Eufy SmartTrack Card E40とは
Anker傘下のEufy(ユーフィ)が出している、カード型の紛失防止トラッカーです。サイズは約85×54mmで、クレジットカードとまったく同じ。財布のカードポケットにすっと収まります。
仕組みはAirTagと同じで、Appleの「探す」ネットワークに対応(神)。世界中のiPhoneが匿名で位置情報を中継してくれるので、財布をどこかに置き忘れても、地図で場所を確認したり、音(約80dB)を鳴らして探したりできます。
「それならAirTagでいいのでは?」と思うかもしれませんが、AirTagはあの丸い形が財布に向かないんですよね。小銭入れに入れるとぽっこり膨らむ。財布用にはやっぱり、カードポケットに入るカード型。


こんな人におすすめ
逆に、充電頻度の少なさを何より優先したい人(E30は最長1年)や、ワイヤレス充電器を持っておらず買い足す気もない人は、急いで乗り換える必要はありません。
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E30とE40のスペック比較
さて、前モデルのE30と比較してみましょう。

| 項目 | E30(旧) | E40(新) |
|---|---|---|
| 発売 | 2024年11月 | 2026年5月 |
| 重さ | 約15.4g | 約12g |
| サイズ | 約85×54×2.6mm | 約85×54×1.7mm |
| 充電方式 | 専用マグネット式充電器 | ワイヤレス充電(充電器は別売り) |
| バッテリー持続 | 1回の充電で最長1年 | 1回の充電で最大約5ヶ月 |
| 対応ネットワーク | Appleの「探す」 | 「探す」/ Google Find Hub(切替式) |
| 定価 | 4,990円 | 5,990円 |
薄く・軽くなり、充電方式が変わり、Android対応が加わった。そのかわりバッテリー持続が短くなり、定価が1,000円上がった。という感じです。
E30からの進化点
厚さ1.7mm。財布の中の存在感がさらに消えた
E30の約2.6mmも充分薄いんですが、クレジットカード(約0.8mm)3枚分くらいの厚みはあって、財布に入れると正直ちょっと気になっていました。E40は約1.7mmで、カード2枚分ほど。数字にすると1mm弱の差ですが、横から見比べると「別物だな」とわかるレベルです。
僕はE40が届いてすぐ、財布のE30と入れ替えました。カードポケットに入れてしまえば、もう入っていることを忘れるくらいの薄さ。

専用充電器にさようなら。置くだけワイヤレス充電
E30で一番不満だったのがこれです。E30の充電はマグネット式の専用充電器で、これをなくしたら充電手段がありません。給電もきょうびUSB-A。年1回しか出番がないケーブルを1年間なくさず保管しておくのって、地味にストレスなんですよね。
E40はワイヤレス充電に対応して、スマホ用のワイヤレス充電器に置くだけで充電できます。僕は手持ちのBelkinのMagSafe対応3-in-1充電器で試しましたが、普通に充電が始まりました。MagSafe系の充電器しか持っていなくても大丈夫です。
専用品の管理から解放されたのが、僕にとっては一番の進化です。

E30の弱点だった内蔵磁石がなくなった
実はE30、発売直後に「内蔵磁石が一部の磁気カードに影響する可能性がある」として自主回収されています(2025年1月)。僕が持っているのは対策済みのアップグレード版ですが、それでも磁気ストライプのカードと財布の中で同居させるのは、少し気を遣っていました。
E40はワイヤレス充電になったことで、E30で問題の原因になった充電端子用の内蔵磁石そのものがなくなりました。構造レベルで不安が消えたのは大きい。
なお、MagSafe充電器に近づけるとピタッと吸着しますが、これは充電器側の磁石が本体内部の金属部品に吸い付いているため。E40自体が磁力を帯びているわけではないのでご心配なく。
iPhoneでもAndroidでも使える
E30はAppleの「探す」専用でしたが、E40はGoogleのFind Hub(旧デバイスを探す)にも対応しました。自分はiPhone、家族はAndroidという家庭でも、同じ製品を選べます。
正直、惜しいところ
バッテリーが最長1年→約5ヶ月に短縮
一番の弱点はこれ。E30は1回の充電で最長1年でしたが、E40は最大約5ヶ月。薄型化とワイヤレス充電化の代償でしょう。年2〜3回の充電が必要になります。
ただ、E30の「年1回、まず専用充電器を探すところから」と、E40の「年2〜3回、そのへんのQi充電器に置くだけ」なら、僕は後者のほうが気楽だと感じています。回数は増えても、1回あたりのハードルが大幅に下がっているので。
ワイヤレス充電器は別売り
パッケージに充電器は入っていません。スマホ用のワイヤレス充電器を1台も持っていない人は、別途用意が必要です。すでに持っている人にとっては「使わない付属品が減った」だけなので、実質デメリットなしです。ちなみに僕は手持ちのBelkinの3-in-1ワイヤレス充電器で充電しました。iPhone・Apple Watch・AirPodsをまとめて充電できるタイプで、E40もそこに置くだけです。
「探す」とFind Hubは同時に使えない
iPhone・Android両対応といっても、同時利用ではなく択一です。切り替えるには登録のやり直しが必要。1台のスマホで使う分には関係ありませんが、「iPhoneとAndroidの両方から追跡できる」わけではない点は誤解しやすいので注意です。
まとめ
E30で不満だった「厚み」と「専用充電器」がピンポイントで解消されていて、買い替えでも新規でも勧めやすい一枚です。財布をなくしたときの精神的ダメージと再発行の手間を考えたら、5,990円は安いお守りだと思います。
それではよきトラッキング生活を。