iPhone界隈には、さまざまなウソが蔓延しています。というわけで斬ります。

バックグラウンドアプリはすぐ消せ!はウソ

結論からいうと、「何もしなくてよい」が正解。消したところでバッテリー持ち的にもRAM的にもメリットはありません。iOSは最新テクノロジーの塊です。すべてiOSがよしなにしてくれる。わざわざユーザーがバックグラウンドアプリをちょいちょい削除しなくては最高のパフォーマンスが得られない、などというポンコツ仕様ではないというわけです。

また、アプリスイッチャービュー(正式な名前分からんけど↓の画面)に表示されているアプリは、正しくは「バックグラウンドで動いているアプリ一覧」ではない。単なる「最近使ったアプリ」であり、ただのスクリーンショットである、という認識でOK。

このアプリ画面は単にスクリーンショット

Safariのタブはすぐ消せ!はウソ

すぐ消す派の理由は、ほぼ「RAM食うから」だと思いますが、こちらも同様に、溜めたところでiPhoneの動作に影響はありません。iOSは必要なときに必要なRAM領域を適切に確保してくれます。そもそもRAM管理とかって、OSやアプリ開発者のお仕事ではなかろうか。僕は(iPhone 6s)常に大量のタブを放置していますが、iPhoneの動作が重くなったりしたことはありません。

また、Safariのタブを残しておくと、ちょっといいことがあります。それは、 タブは検索でフィルターできる、ということ。

タブ一覧画面の上部の検索窓にワードを入れると、リアルタイムにフィルターされます。昨日のあれが書いてあったページが見たい、なんて時に素早く確実に見つけることができます。

ちなみに、以前は最大タブ数500と上限がありましたが、現在は無制限になりました(多分iOS10以降)。これは、どんだけ開いても大丈夫だよ、というメッセージともとれます。

タブをリアルタイムにフィルターできる

ちなみに同一Appleアカウント上のMacからiPhoneのタブを検索してそのままMacで開くことも可能。ヘビーグーグラーの方には是非、タブ放置プレイがおすすめです。

バッテリーを持たせるために「○○をオフにしろ」は全部ウソ! いい加減にしろ

正直、「○○機能をオフ」にしてもバッテリーの持ちには影響しないのでやめるべし。必要な機能を見直す、という理由ならもちろんいいですが。

そりゃ位置情報サービスをオフにするとか、モバイル通信をオフにするとか、電源をオフにするとかすればバッテリーは持つだろうが、もはやなんのためにその高価なiPhone持ってるのか分からないのでやめるべし。

自分でちゃんと機能を理解して、必要な時に思い出してオンにできるリテラシーのある方なら自由にすればいいと思うが、やみくもに人に勧めるのは全くもって同感できない。

特によくあるのは、

  • WiFi, Bluetoothはこまめにオフれ
  • 明るさの自動調節オフれ
  • アプリのバックグラウンド更新無効にしろ

といったあたり。これらはバッテリー持ち、利便性のいずれの視点からも、常時オンが正解です。

ちなみにiOS11から「明るさの自動調節」のオンオフは設定の奥の方に隠されてしまいました。僕はこれを「オフにする必要ないよ」というAppleさんからのメッセージと取ります。

Wi-FiやBluetoothも、iOS11のコントロールセンターのボタンでは完全オフではなく、「接続解除」という仕様に変わりました。これもまた、機能をオフにしても意味ないよ、ということと取れます。Wi-Fi知らね。Bluetooth知らねって方以外は常時オンでよいかと。

また、画面の明るさはバッテリーに少なからず影響します。自動調節を有効にすることで、環境光に合わせて最低限必要な明るさに自動調節してくれるので、視認性とバッテリー持ちの向上、さらに手間がない、とさまざまなメリットがあります。

バッテリーが1日持たない方は、故障を除けば単にそれだけ使ってるか、画面が明るすぎか、バッテリーが寿命か、といったところかと思いますが、どうしても1日もたなくて困っているなら、モバイルバッテリーをおすすめします。

バッテリーの寿命を伸ばすために◯◯しろ、もほぼウソ

まず、リチウムイオン充電池の仕組みについてお勉強するのは賛成します。しかし、例えばこんなの↓を鵜呑みにしたり、人に勧めたりしてはいけないよ!

  • 寝る前に充電するな(満充電放置するな)
  • 80%で充電やめろ
  • 空にするな
  • たまに空にしろ、そして満充電にして更にもう一度空にしろ
  • こまめに充電するな、またはこまめに充電しろ
  • 充電しながら使うな

こんなの書いてる人も実際やってないでしょ…っていう。また、矛盾した内容も見受けられます。一体どうしたらいいのか。

結論。一切考える必要なし。iPhoneのバッテリーは、2年間で80%程度に劣化するように設計されています。また、AppleCare+加入なら、2年以内に80%未満に劣化した場合、無償で交換してくれます。

つまり、多大な労力や不便を強いて多少寿命が延びたところで、たいして旨味がないということです。

ぼぼ、と書いたのは、気になるなら気にすればいいと思うためです。気持ちの問題もありますので。僕は、充電が終わってたら速やかに抜く、とか90%超えてたら抜く、くらいのことはゆるく気にしています。

モバイルバッテリーはどう保管すればいい?

バッテリーの寿命を第一に考えるなら、50%程度のバッテリー残量で、涼しいところに置いておくのが理想ですが、それではいざという時に充電切れを起こして意味なし攻撃になる可能性があるので、ふつうに100%充電の状態にしておくのがよいのではないでしょうか。

今は2,000円台前半でAnkerさんのモバイルバッテリーが手に入るので、さほど寿命を気にすることもないかと思います。

新しいiOSはめちゃくちゃバッテリー食う、はウソ

毎度、「iOSメジャーアップデートしたらめっちゃバッテリー持ち悪くなった!」とさまざまな方面から聞こえてきます。もしそれが事実なら、iOS6に比べてiOS11は5%くらいしか充電がもたないことになってしまう。アレです。毎年「昨年の10倍の花粉です」というのと同じ。今年が4年前の10,000倍の花粉かというと決してそんなことはないのであります。

とは言え、メジャーアップデート後に実際持ちが悪くなったと感じることがあるのは確かで、僕も経験がありますが、考えられる原因はいくつかあります。まずは単にダウンロードとインストールでバッテリーを食った、ということ。もうひとつは、インストール後に、内部のデータを新しいiOS用に変換したり最適化したり、なんやかんやがしばらく行われているのではないか、ということ。

例えばiOS11では画像や動画の圧縮方式が変わっています。もしかすると、大量の画像や動画をバックグラウンドでせこせこ変換してたりするのかも知れません。憶測ですが。

また、特にメジャーアップデートの場合は、省エネルギーに関する技術が追加されたりもするので、基本的にはバッテリー持ちは改善されていくはずであります。

iPhone4くらいから考えると信じられないほどに性能が向上しているにも関わらず、バッテリー持ちがほとんど変わっていないのは、バッテリー容量の増加もさることながら、省エネルギー技術も向上しているという証拠でもあります。

iPhoneはスペックがうんこだから使えない、はウソ

ここで言うスペックとは、いわゆるCPUやGPUの能力や、RAM、ストレージ容量などの数値のこととします。iPhone Xが発売になりましたが、実際はさらに高スペックのスマートフォンも存在します。

でも、僕は思う。きょうびのスマートフォンの良し悪しは、単にスペックの数値では測れない、ということ。

そもそもとして、まずふつーに(何をもって普通というかはアレですが…)使う分には、充分すぎるスペックを持っています。僕の使っているiPhone 6sでもスペック由来の問題を感じたことはありません。また、dpi(ドットの細かさ)も、iPhone6sの326dpiで既にドットの大きさを認識することはできません。なので、400台のdpiと500台のdpiで実用に違いが生じるかは疑問。バッテリー容量に関しても、最大容量の数値ではなく、一度の充電で利用できる時間のほうが実用的には重要。

僕の考えですが、iPhoneほかApple製品は、スペックと実用のバランスをうまくとっているのだと思います。バッテリー持ちはさることながら、筐体サイズ、重量などとスペックのバランスをうまくとって、快適に利用できるよう設計されている。もうひとつ言えることは、超スペックを必要とせずとも快適に動作するようOSやアプリが設計されている、とも思います。まぁ、反面、旧バージョンのソフトやハードの切り捨ても早い、とも言えますが。

っと、これ以上は宗教論争になりそうなので以上。

デバイスの使用状況やバグ報告をAppleやデベロッパーに送信するな!はウソ

プライバシーガー!とかバッテリーガー!とかの理由でオフにしろということですが、そもそもプライバシー的な問題など一切なく、むしろSNSとかLINEとか方がずっとプライバシーがーだと僕は思います。

情報の送信は、単にiPhoneやサービス、アプリの品質向上に役立つだけであります。

まとめ

全体を通して、余計なことは一切考える必要なし、というのが僕がiPhone、およびApple製品全般について思うことであります。

ウチの母親が、大した問題もなくバッテリーの激しい劣化もせず3年以上iPhoneを使っている、ということが、僕にとってある意味答えであります。それではまた。