「深み」にハマれ!B&W Px8徹底レビュー – ワイヤレスヘッドフォンはここまで進化した

Takashi Fujisakiのアバター
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Bowers & Wilkins Px8

高品質なオーディオメーカーの老舗として絶大な信頼をもつBowers & Wilkinsが最先端技術の粋を集めた至高のヘッドフォン「Px8」。
「100,000円を超えるヘッドフォンって、実際どうなの?」「50,000円のヘッドフォンと何がどう違う?」今回は、そんな疑問にお答えすべくPx8を実際に使ってみての操作性や音質、得意なジャンルなど、スペック表ではわからない部分を徹底解剖します。

高級感あふれる洗練されたルックス – Px8の外観

見よ、この洗練された、モダンかつスタイリッシュなルックスを。というわけで、まずは外観から。音質はもとより、仕上げという名の身だしなみにも一切手を抜かないのがハイエンドクラスのハイエンドクラスたる所以であります。 

主要な構成要素としてアルミニウム合金と高級プラスチックを採用。イヤーパッドとヘッドバンドにはナッパレザー(めっちゃやわらかい革素材)を使用し、快適な装着感と高級感を演出しています。

これらの材質の採用は、なにも外観の高級感のためだけではありません。というのも、ヘッドフォンの材質は音質にも影響するため重要な意味をもつのです。高品質なヘッドフォンは音響工学と材料工学を組み合わせて設計されていて、材質が音質に悪影響を及ぼすことを最小限に抑えます。したがって、ヘッドフォンの外部材質の品質は、良い音質と快適な聴き心地のための重要な構成要素でもあるのです。

カラーは定番のブラック、クラシカルなタン、そして新しいロイヤルバーガンディと3つのカラーバリエーションを備え、単なるオーディオ機器ではなくファッションアクセサリーとしても注目を集めることうけあい。所有欲をビンビンに満たしてくれるプレミアムな一台です。

美しい3種類のカラーバリエーション
ここがポイント

checkシンプル!モダン!スタイリッシュ!

checkアルミニウム合金と高級プラスチックで、高級感だけでなく音質にも貢献

checkファッションアイテムとしても優秀な3カラバリ

音質と快適さのバランスのよさを実感 – Px8の装着感

左: Bose QC Ultra Headphone / 右: B&W Px8

まず、320gという重さは、軽量さを求める人によってはやや重いと感じるかもしれません。側圧は、Bose QuietComfort Ultra Headphoneなどに比べるとやや強めに感じますが、ヘッドバンドやイヤーパッドに使われているナッパレザーのおかげで、着け心地は抜群。

重さや側圧からも、Px8はとにかく音質を最重視した仕様になっていると感じますが、かといって着け心地、快適さを蔑ろにしているわけではなく、トータルで最高の音楽体験を提供してくれます。

アーム部分のアジャスト機構は堅牢な作りで、グッと力を込めて調節する感じです。

ここがポイント

checkやや重め、側圧やや強めと感じるかもしれない

checkナッパレザーで着け心地抜群

check堅牢なアームのアジャスト機構

操作性も重要な音楽体験である – Px8の操作感

多機能化が進むヘッドフォン界において、いかに快適に使えるか、といった点も、評価ポイントとして重要度は増してきています。というわけで、Px8の操作感について、いくつかのポイントを挙げていきます。

オール物理ボタン&使いやすさへの配慮

ボタン表面のテクスチャーで、触って判別しやすい配慮がなされている(右側3つ並ぶうち真ん中のボタン)

操作のヘッドフォンも増えてきているなか、Px8はすべて物理ボタンによる操作となります。特に、右のイヤーカップについているスライド式の電源&ペアリングボタン、そして、音量や再生・停止を扱う3つのボタン。この3つがとても秀逸。

この3つのボタンのうち真ん中のボタンの表面はザラザラにテクスチャードされていて、触感でボタンを判別できるようになっています。音量や再生・停止、曲送りなどのコントロールは最もよく使う部分なので、こういった使いやすさへの配慮が細かくなされているのもポイントです。

USBケーブル1本で手軽に有線接続

Px8は、USB DAC内蔵で、USB-Cケーブル一本でスマートフォンに接続できるのも使い勝手の良さに大きく貢献しています。

Px8の出力端子はUSB-Cのみで、アナログ端子は搭載されていません。ですが、内蔵USB DACにより、USB-C搭載のスマートフォンとケーブル一本繋ぐだけで、最高品質の音楽を楽しむことができるんです。

待望のUSB-Cが搭載されたiPhone 15シリーズでももちろん使うことができます。

僕はiPhone 15を持っていないので、iPad mini 第6世代にPx8を繋いで楽しんでいます。次にUSB-C搭載のiPhoneを買うときが、Px8がいよいよ完全体になるときです。

ここがポイント

checkユーザー目線で使いやすく配慮された物理ボタン

checkマルチポイント対応、だがセカンドデバイスに自動接続されないっぽい

checkUSB-C一本で有線接続できる手軽さ

B&Wアプリの使用感

アプリでは主に以下のような設定ができます。

  • ノイキャン / パススルー環境コントロール切り替え
  • 高音・低音のイコライジング
  • ワイヤレス接続の優先順位
  • クイックアクションボタンの設定
  • オートスタンバイのオンオフ
  • 装着センサーの設定

2バンドのイコライザーを搭載しているので、好みのサウンドに調節することができます。補正はとても自然にかかるので、ちょうど気持ちのいいポイントに設定しておきましょう。僕はフラットか高音 +1、低音 -1くらいがちょうどいいと感じます。

もうひとつ、装着センサーをオンにしておくと、ヘッドフォンの着け外しで自動的に再生・停止をしてくれます。僕の環境では感度は低でも充分効いています。

使用感という意味では、アプリを立ち上げた際にアプリとBluetooth接続が必要で、この待ち時間がちょっとモッタリしますが、それ以外は使いやすくわかりやすい作りになっていると思います。

Px8のスペック・機能は?

さて、ここでPx8の主な仕様と機能についてみていきましょう。

項目仕様
搭載機能ハイブリッドノイズキャンセレーション
アンビエントパススルー
装着検出センサー
USB DAC内蔵
BluetoothコーデックaptX™ Adaptive
aptX™ HD
aptX™
AAC
SBC
BluetoothプロファイルA2DP
AVRCP
HFP
HSP
BLE GATT(汎用属性プロファイル)
ドライバー40mm系
カーボンドライバー
マイクノイズキャンセリング用 x 4
通話用 x 2
歪み(THD)<0.1%(1kHz/10mW)
バッテリー最大30時間再生
(ノイズキャンセリング有効時)
コネクターUSB-C(充電、入力)
充電時間約2時間
クイックチャージ15分の充電で7時間再生
本体重量320g

さて、なかでも特筆すべき点をピックアップしたいと思います。

USB DAC 内蔵

Px8にはUSB DACが搭載されていて、スマートフォンやコンピューターと直接USB-Cで接続するだけで高品質な音楽を聴くことができます。

DAC (Digital to Analog Converter) とは、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置のこと。音楽ファイル(デジタルデータ)をスピーカーやヘッドフォンで再生できるアナログ信号に変換する役割をもっています。Px8にはアナログ端子がついておらず、USB-C端子が入力(と充電)を担っています。

aptX™ Adaptive 対応

幅広いデバイスに対応する高音質のオーディオコーデック aptX Adaptiveに対応。ワイヤレスでもうっとりするようなサウンドが楽しめることうけあい。

マルチポイント対応

Bluetoothヘッドフォン選びの、地味に重要なポイント。それがマルチポイント対応。つまり、複数のデバイスに同時にBluetooth接続し、自動的に切り替えながら視聴ができるかどうか。複数のデバイスを使っている人にとっては使い勝手に大きく影響する、地味ながらも重要な要素。

Px8はマルチポイント対応なので、複数デバイスに同時にBluetooth接続して使うことができます。

ちなみに、接続の優先順位はアプリで設定できます。

カーボン製ドライバーで歪みを極限まで減少

Px8はドライバー(振動板)に剛性の高いカーボン素材を採用しています。歪みは<0.1%と、極めて小さく、音の忠実度や解像度の高さを示しています。

ちなみに、ドライバーにカーボンを採用しているヘッドフォンはかなり珍しく、ある意味これがPx8最大の特長と言っても過言ではありません。

聞かなきゃよかったと後悔するレベル – Px8の音質は沼落ち不可避

秒で沼った筆者

圧倒的な解像感と「存在感」

「え、ワイヤレス…!?」Px8の音を初めて聴いたときの衝撃は今でも忘れられない ー。とてもワイヤレスとは思えない、前代未聞のクオリティのサウンドに一瞬で耳と心を奪われ、あっという間にB&Wのとりこになった次第であります。個人的には、ヘッドフォンにおいてはBoseのようないわゆるアメリカンなサウンドが好みでしたが、Px8によって一発でマイブームの流れが変わってしまった。

まず感じたのは、圧倒的な解像感。特にドラムやストリングス、アコースティックギターのような生楽器の生々しさがエグい。たとえばバスドラムの、ビーターがヘッドに当たる絵が浮かんでくる。ストリングスで言うなら、弦の振動が見えるような、そんなリアルな描写を感じるほど。音が「存在している感」がすごい。

広いレンジと深みのある低音、品のよい中高音

音質的には全体的にバランスがよく、レンジもとても広い。個人的な印象としては、低音域がやや強めに感じるが、決して抜けが悪いということはなく、本来あるべき低音域がしっかりある、そんな印象。5弦ベースの開放弦ローBのような重低音も、一つひとつの音がしっかり分離されて明確に聴こえてくる。

音量を激烈に上げても刺さらない、高級スピーカーのような温かみのあるサウンド。ヘッドフォンの皮をかぶった高級スピーカーとはよく言ったもので、Px8にはまさにそんな言葉がピッタリだと思います。

広い音場、明確な定位、適度な「距離感」

ヘッドフォンレビューでよく言われる「音場」。Px8の音場は広めです。空間的な広がりをしっかり感じるし、近い音、遠い音がしっかりと区別して表現されている。ひとつひとつの音が空間のライブ感、デッド感 をしっかり表現できているというか。

逆にいうと、ヴォーカルの声もやや遠目というか、いい距離感だなと。このご時世、なんでも一定の距離感が大事ですからね。はい。あんま近いと警戒されちゃうかもしれませんから。

僕はBoseみたいなゼロ距離サウンドも結構好きですが、Px8は全体的にこう、いい距離感で音と付き合う、円熟みを感じる大人のサウンドって感じがします。

ここがポイント

checkワイヤレスの常識を超える解像感と音の存在感

check広いレンジと深い低音、品のよい中高音が魅力

check音場の広い、立体感・空気感のあるサウンド

AAC / aptX Adaptive / 有線接続での違いは?

さて、気になる接続方式での違いは?というわけで、まずはPx8をAAC接続した場合、aptX Adaptive接続した場合で感じた違いについて話したいと思います。仕様的には、AACよりもaptX Adaptiveの方が高音質となりますが、果たしてどうでしょうか。

AAC vs aptX Adaptive ワイヤレス対決

結論から先に言いますが、言うまでもなく違います。が、そこまでめくるめく違いを体感できるか、というとそこまででもないよね、というのが僕の感想。もちろん、集中して聴き比べれば当然違いを感じるわけです。AACの方が少しぼんやりした感じで、レンジも少し狭い印象。とはいえ、AAC単体で聴く分には、非常に優れたサウンドで、ほんとうにワイヤレスか疑いたくなる瞬間はままあります。

言い方を変えれば、Px8 × iPhoneワイヤレス接続でも充分に高品質な体験を享受できるということ。そして、AACのみで批判されがちなiPhoneですが、とはいえさすがiPhoneよくできているな、と再認識するに至った感じです。

ごくふつうにくつろぎながら音楽を楽しむ分には、iPhoneのワイヤレス接続(AAC)でも充分に素晴らしい音楽体験を享受できると思います。

ワイヤレス (AAC or aptX Adaptive) vs 有線接続対決

次に有線接続。これはもう、目に見えて(耳に聴こえて??)違うと実感します。有線接続はレンジが果てしなく広い。AACと聴き比べると、というかもはや聴き比べるまでもなく顕著にレンジが広がります。あと、音の存在感が桁ひとつ、いやふたつ違う。

言うなれば、従来の見慣れた72dpiのディスプレイのMacから、初めて220dpiのRetinaディスプレイを目にしたときに感じた妙な生々しさ、あれに近いものがある。次元の違うクオリティを目の当たりにして、もはや音楽の内容よりもその音質にうっとりしたいために聴いている、みたいな。

結論。僕の印象としてはこんな感じです。

AAC < aptX Adaptive <<< 越えられない壁 <<< 有線接続

音源そのものの品質に大きく左右される

重要なことを言い忘れていましたが、「音源そのものの品質」が良ければよいほどこの差は広がります。つまりいい音で録音(ミックス)された音楽ほどその恩恵にあやかれる、ということ。

これはヘッドフォンの品質が高ければ高いほど顕著になると思います。というわけで、ことPx8においてははっきりと違いが現れます。逆にいうと、音源の品質がイマイチな場合は、Px8の本気を見る(聴く)ことはできなさそうですね。これはある意味ハイエンドのデメリットとも言えると思います。

当然ですが、ロスレス音源で聴くことを強くおすすめします。ロスレスとは、圧縮されない状態、つまり元の音楽情報そのままで配信されている音源ということです。mp3などの圧縮音源ではPx8の能力を活かし切ることはできません。

ここがポイント

checkやはり有線接続で最高性能を発揮!

checkiPhone(AAC)でもワイヤレスとは思えない深みのあるサウンド!

check音源の品質が大きく影響する

Px8が得意なジャンル・苦手なジャンルは?

さて、お次は、Px8がどんなジャンルに向いているかを検証してみました。といっても、この手の話はどこまでいっても個人の主観や好みに左右されてしまうことをご理解ください。

Px8が得意なジャンル

さまざまなジャンルの音楽をひととおり聴いてみました。主観ではありますが、幅広いジャンルで遺憾なく性能を発揮していると感じましたが、Px8が特にバッチリハマるなと思ったジャンルは、ジャズ、フュージョン、クラシック、アンプラグド系や生楽器系のインストものあたりでした。

こう見ると、Px8はいわゆるブリティッシュサウンドを踏襲したヘッドフォンと言っていいかもしれません。

Px8が苦手なジャンル

逆にあまりしっくりこなかったジャンルは、ヘヴィ・メタル、グランジあたり。全体として、繊細さや詳細さが求められるような楽曲、ダイナミクス(強弱)のある楽曲との相性がよく、逆に、迫り来るようなディストーションギターの壁やアタック感が求められる楽曲にはPx8はやや不向きかもしれません。

とまぁ色々書きましたが、このPx8、すべてにおいて高水準なサウンドを醸し出していることは言うまでもありません。あくまで高水準の中での話です。

ここがポイント

check生楽器系の音楽、繊細な音楽と特に相性がいいと感じる

checkド迫力命!な人には物足りないかもしれない

Px8のノイズキャンセリング、パススルーの性能は?

ノイズキャンセリング・アンビエントパススルーにも一切の妥協なし

さて、ワイヤレスヘッドフォンと言えばやっぱりノイキャン性能、気になりますよね。というわけでこちらについてもキッチリレビューしていきます。

Px8のノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングといえばBoseやSonyの名前が挙がるかと思います。Boseファンの僕はその性能の高さを充分に知っているつもりです。それと比べると、B&W Px8のノイズキャンセリングはそこまで強烈なノイキャンがかかるわけではありません。

しかし、ここでひとつ思い出してほしいことがあります。それは、

そもそも何のためのノイズキャンセリングなのか

ということ。ノイズキャンセリングは、決して無音を作り出すことが目的ではないんですよね。あくまでも、さまざまな環境で音楽を快適に楽しむことが本来の目的のはずです。

Px8のノイズキャンセリングは、Boseほど効かないとはいえ、スターバックスのような賑やかなシーンでも充分に音楽を楽しめるだけの効果はあります。またノイズキャンセリングは、その仕組み上少なからず音質に影響を及ぼします。Px8を含むB&Wのノイズキャンセリングは、どこまでも「いい音体験」を追求するためのツール、という立ち位置なのではないかと僕は感じます。

Px8のパススルー(外音取り込み)

これまでさまざまなヘッドフォンを聞き比べてきましたが、パススルーにおいても、やはりBoseが頭ひとつ抜き出ているという印象を持っています。あとはApple AirPods Pro / Max。これらはほぼほぼ着けていないのと同じ感覚で外音をモニターできる業物です。

その辺と比べても、Px8のパススルーはまったく見劣りしないと感じます。極めて自然、かつ耳を塞がれている感覚はほぼありません。超優秀と言っていいでしょう。

ここがポイント

checkノイズキャンセリングの消音性はBoseやSonyには敵わないが、充分な性能

checkパススルーは極めて自然でストレスフリー。

Px8のデメリットは?

さて、ここまでほぼ大絶賛のPx8ですが、デメリットはあるのでしょうか。個人的に感じるデメリットをいくつか挙げてみました。

320gの重量

まず第一に挙げられるのは、320gとやや重めなこと。例えばBose QuietComfort Ultra Headphonesは252g、Px8は70gほど重いことになる。500円玉1枚が7g。500円10枚を手のひらにのせてみたところを想像してみてください。そのくらいの違いがあります。

つまり、常時持ち運ぶにはこの差はやはり不利であります。また、長時間の装着にも影響しますね。僕は長時間でも着けていられるほどに気になりませんが、人によっては重いと感じるかもしれません。

この辺は、音質とのバランスをどう考えるか、だと思います。

外部DACが使えない

次に、外部DACが使えないこと。Px8はUSB DAC内蔵なので、好みのDACで、ということができません。とはいえ、内蔵DACが優秀なので、デメリットと言えるかはアレですが。

気軽に持ち歩けない

100,000円越えのヘッドフォンとか、気軽に外に持ち運ぶのはなかなかの勇気が要りますね。スマホ100,000超え時代になに言ってんだって話かもしれませんが。

音源の品質に大きく左右される

これも重要なポイントですが、高品質ヘッドフォンだからこそ音源そのものの品質が音響体験に大きな影響を及ぼすことになります。

Apple Musicなどの音楽配信サービスを使う場合は、ロスレス音源を使うようにしましょう。ただし、ロスレス音源はギガ喰いまくるので、5G回線の場合は注意が必要です。

また、ロスレス音源であっても、そもそものレコーディング品質に左右される側面は否めません。もちろんそれはユーザー側ではどうしようもないので、ある意味諦めましょう。

Px8はこんな人におすすめ!&おすすめしない!

と言ったわけで、Px8の特徴についてさまざまな視点でレビューしてきました。これをもとに、Px8を数ヶ月使い倒した筆者がおすすめしたい人、おすすめできない人をまとめてみました。

Px8をおすすめしたい人

Px8をおすすめしたい人

sentiment_satisfiedジャズ、クラシックなど生楽器の音楽が好き

sentiment_satisfied最高クオリティを体感しなきゃ満足できない

sentiment_satisfiedアパート暮らしで大きな音は出せないけど、いい音で音楽を楽しみたい

sentiment_satisfiedヘッドフォンで音楽を嗜むのが至高のひとときだ

sentiment_satisfied5〜6万のミッドレンジユーザーだけど、さらなる新境地を開きたい

sentiment_satisfiedヘッドフォン難民生活を脱却したい

Px8をおすすめしない人

Px8をおすすめしない人

sentiment_dissatisfiedアタック感や勢いを重視したい

sentiment_dissatisfied気軽に持ち歩いてガンガン使いたい

sentiment_dissatisfied最強のノイズキャンセリングがほしい

sentiment_dissatisfiedとにかく軽いヘッドフォンがいい

ぶっちゃけ、Px8買ってよかった!?

最後にこの質問にお答えして終わろうと思います。

その前に、僕の属性について少しお話しておくと、元音楽屋さんということもあり、音にはそれなりにこだわりをもっている方だと思います。というわけで、さまざまなイヤフォンやヘッドフォンを試してきました。ここ数年はBoseがマイブームで、しばらくBoseオンリー生活を送りつつも、相変わらずヘッドフォンドリフト(放浪の旅)を続けていたところです。

そんななか、そろそろ違いのわかる大人に…なりたいという願望も含みつつ、ハイエンドのワイヤレスヘッドフォン Px8に手を出してみた、というあんばいです。

率直に結論を。買ってよかった!というのも、ミドルレンジ、5~60,000円帯のヘッドフォンでは絶対に体験できない「深み」がそこにあったから。

別記事で言及しますが、同じくB&WのPx7s2e(これもめちゃくちゃいいヘッドフォンですが)と比べても、さらに一段階上の体験がそこにはありました。フリーザがもう一段階変身を残していたときの絶望感に近いなにかをそこに感じた、というわけです。

もちろん、音楽はあくまでも嗜好品。およそ倍の価格の価値があるとかどうかはそれぞれだと思います。人によっては、ミドルクラスの方が好みだと感じるかもしれません。実際、僕もどっちが好み?と言われたらなんとも言えません。好みは好みですから。ある意味、ワインとかに通じるものがありますね。

ただ、Px8のサウンド、ハイエンドヘッドフォンのサウンドはハイエンドヘッドフォンでしか体験できないのは事実。僕はその体験こそに大いに価値を感じるからこそ、買ってよかったと思っています。

さて、そんなこんなで以上です。Px8購入のヒントになれば幸いです。それではよきヘッドフォンライフを!