iPhone XユーザーだけどiPhone 11 Pro Max買います。その理由。

Takashi Fujisakiのアバター
4650文字

iPhone 11 Pro Max 買います。ほんとは今すぐ買いたいけど、iPhone Xを発売日(2017年11月3日)に買ったため10月21日にならないと2年経たないので待ってます。

で、なぜiPhone 11 Pro Maxなのか。11でもなく11 Proでもなく、8でもSEでも来年のiPhoneでもなく。という理由を余すことなく説明しよう!

カメラヤバい

ヤバいカメラ。Image via Apple.com

まず、カメラがヤバい。圧倒的に。もっぱらの噂だったので実機触ったけどやっぱヤバい。これはAppleだけでなく他のブロガーさんやYouTuberの方々も口を揃えておっしゃっているので割愛。

超広角やナイトモードは言わずもがな、圧倒的に向上した動画の手ぶれ補正がヤバい。まさにProの名にふさわしいクオリティであります。

プライベートなSNSでもYouTuberの皆さんも、なんかしら情報を発信していきたい方にとって画像や動画の画質やは、低いより高い方がいいに決まってる。しかも、大掛かりなセットや写真の知識、難しい加工処理などなくても、iPhoneひとつでそれらが手に入る。文字どおり手のひらサイズで。Appleの最先端テクノロジーがそれを可能にし、それがたかだか月額数千円で自分のものだ。

というわけで、カメラだけでほぼ買いは決定してる。

デカくて重いけどいいのか

iPhone Xと比較するとだいぶデカ重いが…

僕が今使ってるiPhone Xと簡単に比較してみると、明らかにデカいし重い。

結構デカいPro Max。Image via Apple.com
iPhone XiPhone 11 Pro Max
サイズ143.6 x 70.9 x 7.7 mm158.0 x 77.8 x 8.1 mm
重さ174g226g

大きさは縦に15mm, 横に7mm程度デカい。重さは52gほど重い。100円玉11枚くらい。つまり、まあまあがっつりデカくて重くなる。劇的に、と言ってもいいレベル。

だが、それがどうしたというのだ!

上の例はあくまで相対的なお話であります。ワンピースの単行本がだいたい200g。iPhone 11 Pro Max と大して変わらない。つまり漫画程度の重さとなると、

「手で持って使う道具として重いか軽いかで言ったら、軽い」

実際現物を持ってみると、iPhone Xに慣れた僕には多少重かった。でもそれは最初だけ。しばらく触っているうちに、重いかどうかなどとうに忘れてカメラに夢中になってたよ!そのくらいの感じだよ。

ポケットに入らないんじゃね?

入るよ。

片手で操作できなくね?

僕もかつては片手で届かないiPhoneサイズが出て文句言ってたクチですが、もうiPhone 6sの頃から両手親指打法です。別に両手使おうとか思った訳でもなく、自然とそうなってた、というシンプルな理由であります。人間、以外と適応力あるものです。

ちなみに僕の場合、「片手で持ってもう片手で操作」ではなく「両手で持って両手の親指で操作」です。

どうしても片手操作が必須だ、せざるを得ないという方は、少なくともMaxにはしない方がいいかも?X(11 Pro)サイズは根性出せば片手でもなんとかなるけど、Maxは結構きつい。

デカ重すぎて手から落とすんじゃね?

Apple Care+入るのでワンチャン大丈夫!バックアップも大丈夫。

なぜ11 ProではなくPro Maxなのか

僕にとってiPhoneの重要性はどんどん上がってる

Photo by PolaroMagnet on Unsplash

もう長らくMacとかPCとかとともに生きてきたけど、最近、ここ1年は特にiPhone / iPadに比重がシフトしているなーと思うようになってきました。

プログラミングとかなんかは、僕はまだMacじゃないと厳しいし、自称タッチタイピングおじさんの僕はこういうブログとかの長文もMac(物理QWERTYキーボード)の方がずっと速い。いくらフリック入力が速くなっても、変換やカーソル移動のコスト差が結構デカい。

でも、簡単な画像編集とかレタッチはもはやiPhone / iPadで充分だし、なんならApple Pencilとかで直接手書きできるiPhone / iPadの方がもはや上回っている。iCloud写真とかiCloud Driveとかでシームレスに同期ができる今、こうしてiOS / iPad OSデバイスを使う比重はどんどん上がってます。

以前は厳選してたiPhoneのアプリの数も今ではたくさん入ってるし、それはやはり自分にとってiPhoneの役割が増え、使う比重や重要性が上がってきてるということだと思います。

かつて、iPhoneは小さくあるべきと思っていた

iPhone は3.5インチディスプレイのiPhone 4から使っていますが、前述のとーり、僕も以前はiPhoneは小さい方がいい、小さくあるべきって強く思ってたクチです。片手操作できるサイズが正義!デカい画面見たけりゃMacとかiPad使え!大型化反対キリッ!とか言ってた。

あれから数年、iPhone 6sを2年、iPhone Xを2年使い、11 Pro Max実機に触れてみた感想が「めちゃくちゃ見やすい〜」だったことは、我ながら驚きしかない。

世の中は変わった。コンテンツも変わった。ならばiPhoneも変わるのはむしろ自然なことである。

もはや一生かかってもすべて観終えることができない。

かつて、8年くらい前の僕がiPhone 4でTwitterとニュースとWeb検索くらいしかやってなかった頃は、小さくても不自由なかったし、むしろ片手で持ちやすい3.5インチはめっちゃお気に入りだったわけです。

でも時代は変わった。今やSNSやYouTube、音楽や動画のサブスクリプションサービスにおいて、溢れんばかりの、いや溢れすぎて消費が追いつけない膨大なコンテンツの中に僕らはいる。動画や漫画を観るために、もはやiPadを取り出す時間さえ惜しい。可能な限りiPhoneで用事を済ませたい。これまで僕はiPhoneで漫画を観ることはなかった。なぜなら小さくてストレスたまるから。漫画はiPadでしか観なかった。でも11 Pro MaxのサイズならiPhoneで漫画読める。ちょっとした合間に数ページ、ストレスを感じることなく、楽しく読める。つまり、できることが増えるのですよ。

僕にとっては、今は「持ちやすさ」より「それiPhoneでよくね?」「iPhoneで充分できる」といったiPhone万能感の方が圧倒的に価値が高い。その「持ちやすさ」すら、両手で使うならもはや些細な重さとか大きさの違いなど誤差でしかない。

生活の中心をさらにiPhoneに寄せる。それがMaxサイズを買う理由のひとつです。

高くね?

64GBストレージの比較。

64GB2年使用で1日2年使用で1ヶ月
iPhone 1174,800円102円3,117円
iPhone 11 Pro106,800円146円4,450円
iPhone 11 Pro Max119,800円164円4,992円

今や生活必需品ヒエラルキーの最上位に君臨するスマートフォン。それが1日164円、月額5,000円で使い放題。キャリアの半額サポート的なのを使うならさらに半額だ。

毎日84円払って最先端技術の詰まったiPhone 11 Pro Maxを使い放題、あんなことやこんなことしまくりたいかどうか。

三眼ダサくね?

個人的にはダサい。もう、レンズが目立たないスペースグレイしか選択肢がない。でも、なんかすでに愛着湧いてる。ダサさに慣れた。他人がどう思うかはどうでもよし。かつてのAppleらしさとかなんかも、得られる体験に変わりはない。集合体恐怖症の方はごめんなさい。

ただし、出っ張りが2段階になってるのがいただけない。なんかもう、カバー付けるの前提で出っ張らせるのやめて!

RAM 3GBとかショボくね?

iPhone Xで一度も困ったことがないので、どうショボいのか情弱の僕に教えてくれ。

5G非対応じゃね?

僕甲信越民が、実用的に5Gの恩恵にあやかれるのはどんなに早くても2-3年後かと思われるけど、そのときはもう、次のiPhoneを手にしていることだろう。

やっぱiPhone XのFace IDよかったの?8とかSEに戻さないの?

僕個人はFace IDの方が便利だと感じてるので戻さないです。

Face ID最大のデメリットは「マスクしてるとき使えない」こと。あと偏光メガネとかもほぼダメ。有名な方など、生活の大半がマスク生活な方には厳しいかもしれない。でも、正直僕にとってはそれを補ってあまりあるメリットの方がデカい。もう認証のためにボタンを触るとか辛いっす。これについては別記事でまた書こうと思ってる次第であります。

また、先日久々に母親のiPhone(8)を触ったら、ホームボタンを押し込む作業を「めんどくせ…」って思いました。だって力いるんだもん。今手を怪我してて力入りにくかったんで余計そう思ったんだろうけど、シュパっと適当にスワイプする作業の方がずっと楽だと思いました。はい。

まとめ。価値観をアップデートせよ

かつては片手で操作できる3.5インチiPhone 4が至高と頑なに思っていた自分が、6.5インチiPhone 11 Pro Maxを買わんとしている。

小画面 vs 大画面、Touch ID vs Face ID。今、仕様の大幅な変わり目に考えるようにしているのは、「今自分が頑なにこだわって(新しい流れを否定して)いるのは、自分にとって本当に正しいか。ただの「慣れ」を「本質的に便利である」と勘違いしてはいないか。

また「実は今不便をしている、ということに気づいていない」「その新機能の本質はもっと別のところにある」などを、知人に教えられることもありました。

折りたたみスマホが出てきたけど、すぐに「折りたたみ要らなくね?」「今のサイズが至高」と言ってしまいがちだったのだが、そういうのやめようと思う。世界の最先端の専門家の人たちが考えぬいてやっていることには、たぶん(たぶんじゃない)必ず意味がある。まずはそれをしっかり理解してから、と思う。

僕は、もはや生活基盤の中心となったiPhoneで、日々の生活、そして人生をより楽しく快適にしたいと思っている。その毎日何十回、何百回と触れるコアアイテムに、僕は1日100円程度のコストをかけてアップデートすることを選択しようと思う。そして、その百数十円分以上の価値をiPhoneとともに生み出していきたい的なところでさようなら!