iPad 11インチをやめてminiと12.9インチを買った。その理由。

Takashi Fujisakiのアバター
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通算9台目のiPadとしてiPad mini 6、そして10台目のiPadとしてiPad Pro 12.9インチを購入しました。もうずっと9.7〜11インチの標準サイズのiPadを使い続けてきましたが、現在はこの8.3インチのminiと12.9インチのPro、この2台持ちが今の僕の生活スタイルに完全にマッチして、QOL向上に貢献してくれています。なぜこの2台持ちにシフトしたのか、その理由をお話します。

新調したiPad miniとiPad 12.9インチ

発売当初から約4年使い倒してきたiPad Pro 11インチ 第1世代。これをついに卒業すべく、昨年末にiPad mini 第6世代を購入。そして立て続けに iPad Pro 12.9インチ 第3世代を中古品で購入。最小サイズと最大サイズのiPad、この2台を今は使っています。

iPad mini 6 とiPad Pro 12.9インチ第3世代

iPad Air 2以降、ずっと9.7〜11インチサイズのiPadのみを使い続けてきました。それは、1台でさまざまな用途に使いたかったからです。ときには動画を観たり、ときにはMacの代わりに持ち歩いてブログを書いたり。そのためにMagic Keyboardも買ったり。ときにはMacのサブディスプレイとして。ときにはカーナビとして。リビングでも寝室でも屋外でも、どこでも肌身離さず持ち歩いていました。

iPadの使い道を改めて考えてみた

左からiPad mini 6, iPad Air 4, iPad Pro 12.9

ここ最近、iPadをどんなふうに使っているか、改めて考えてみたんです。

M1 MacBook Air以降、ブログ書いたり文章書いたりするのもすべてMacでやるようになりました。2kgを超える16インチMacからM1 MBAに換えたことで持ち運びが苦ではなくなったからです。

というわけで、iPadでやることといったらほぼほぼ

  • 動画を観る
  • 本を読む
  • Macのサブディスプレイとして

の3つくらいに落ち着きました。

で、あるとき、それぞれについてちょっとずつの不満を抱えながら使っていることに気づいたんです。

  • 11インチiPadで動画を観る -> もっと大きい方がいい
  • 11インチiPadで本を読む -> 小さい方がいい。軽い方がいい
  • 11インチiPadをMacのサブディスプレイとして使う -> もっと大きい方がいい

もうこれは、やるしかないと。

Kindle読むのにiPad mini 6

大きさ、軽さともに文句なし

まずは快適Kindle読書生活のためにiPad mini 6 を購入。miniサイズのiPadは第1世代、第2世代と使っていましたが、狭ベゼルモデルのmini 6はやっぱり使い心地が抜群ですね。画面も8.3インチと、前モデルの7.9から拡大されています。Face IDじゃないのが唯一の惜しい点ですが、その他は文句なしの出来。

サイズ感といい軽さといい、読書にぴったりです。

ちなみに中古で最小ストレージの64GB Wi-Fiモデルを買いました。

「Kindle読むならFire HD 8 でよくね?」

「Kindle読むだけならAmazon Fire HD 8 でいいでしょ。セールで1万円以下だし」

とお思いのそこのあなた!聞こえてきますよ。心の声が。はい。でも、僕はすでにFire HDは2台購入経験がありますが、結局iPadに戻ってきてしまいました。理由はシンプルに快適さです。あとAndroidアプリが(仕様上は)インストールできないこと。

Kindleメインの用途とはいえ、毎日使うものだからやっぱり本体の軽さやDPI、発色といった性能面でもあまりストレスを感じたくない。

また、Kindleを読んでる途中息抜きにYouTube観たい、メルカリ見たい。そんなときもあるんですが、そのために非公式の方法でGoogle Playストアをインストールするのは気が進まない。不具合あったときにも結局困るし。

そんなこんなをいろいろと考えたときに、いかに数倍の価格だろうとやっぱりiPadを使いたいな、と。毎日使うものにストレスを感じ続けるか、快適を感じ続けるか。そのために数万円のコストを払うかどうか。的な。

動画視聴とMacのサブディスプレイにiPad Pro 12.9インチ

ダイニングテーブルではiPad Pro 12.9インチで

お次はiPad 12.9インチ。こちらも中古で最小ストレージ64GBモデルを購入しました。動画視聴とMacのサブディスプレイがメイン用途なので、ストレージサイズは最小で充分。

これまでの11インチから比べて、動画が大きく観やすくなりました。毎日のようにある程度の時間を使うものなので、少しでも快適でありたい。ちょっとのストレスだとしても、それを感じ続けるのはいかがなものだろうか。快適さのためにはある程度のコストを費やすべきではないか。そんな思いもあり、思い切って買い替えたのは大正解だったと思っています。

「大画面で観たいならiPhone + モバイルディスプレイとかでもいいんじゃね?」

これはやってみたけどダメでした。理由は2つ。ケーブル接続がダルいのと、音がショボいのと。モバイルディスプレイのスピーカーって、おまけ中のおまけ的な、音が聞こえるだけのやつがほとんどなので、とても快適とはいえません。

その点、iPadは本体のスピーカーが超優秀。充分に動画を楽しめる性能があります。

大正解のもうひとつの理由は、Macのサブディスプレイとして超優秀なこと。

そもそもiPadは、ほかのモバイルディスプレイとは違い、SideCarというワイヤレスでMacのサブディスプレイとして使うことができる機能がデフォルトで備わっているんです。この時点でもう神認定なんですが、12.9インチという画面サイズがまた実にいいんですよね。

Macのワイヤレスサブディスプレイとしての性能は秀逸

12.9インチのiPadの特長として、アスペクト比4:3なので、このサイズ感でもサブディスプレイとしてとても使いやすく、結果11インチとは雲泥の差と言っていいほど快適さが違います。

iPad mini + 12.9インチの2台持ちは正解だったのか

家で動画観るときはiPad Pro 12.9インチ。おまけにMacのサブディスプレイとしても使えるのがiPad Pro 12.9インチ。

気軽に持ち運べていつでもどこでもKindleが読めるiPad mini 6。

今の自分にはこれ以上ないくらい、一切のストレスなく、快適な生活です。もうしばらくはこのスタイルを続けていこうと思っています。

そしてこの2台のiPadは、用途的には最小ストレージの中古で充分なので、今後の買い替え時も比較的低コストで繋いでいけるのではと思っています。

最大のデメリットは初期コスト。11インチを売った額を差し引いても決して安くはないですが、毎日使うものにはしっかりこだわってストレスをなくしたいというのが僕のスタンス。コストに見合う価値がある運用だと僕は思っています。