iPhoneでリンク先を勝手にアプリで開いたりSafariで開いたりするのを制御する最も簡単な方法。ユニバーサルリンクのお話。

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iPhoneでリンクを開くとき、Safariで観たいのに勝手にアプリが起動する、ってこと、ありませんか?逆に、アプリで開きたいのにSafariが起動してしまうこともあると思います。というわけで、どっちで開くか、思い通りに制御する方法です。

はじめに。ユニバーサルリンクとはなんぞ?

iOS 9ユーザがウェブサイトのリンクをタップしたとき、Safariを経由せず、インストール済みアプリケーションに直接遷移させることが可能になります。もし未インストールの場合はSafariが起動し、ウェブサイトが開きます。

Universal Links – Apple Developer

ユニバーサルリンクとはiOS9以上で実装されている、WebのURLから直接アプリ内のコンテンツへアクセスできる仕組みです。

以前は(今もありますが)、アプリ開発者は、URLスキームとかいう通常のWebのリンクとは別の、アプリ独自のリンクを別に提供していましたが、ユニバーサルリンクならWebのリンクを使ってアプリ内のコンテンツにアクセスできるのです。

実際の動作としては、「アプリがインストールされていなければSafariで、インストールされていればアプリで開く(ことができる)」ということになります。

主なユニバーサルリンク対応アプリ

  • Amazon
  • Google Maps
  • Wikipedia

逆に、対応してほしいのはクックパッドとかメルカリとか。

でも、Safariとアプリ、思い通りの方で起動しないんじゃ〜

とはいえ、Safariで開きたいのにアプリで開く…とか、逆にアプリで開きたいのにSafariで開く…というのはよくあることで、これはもうiPhoneあるあるに認定したいところです。

ですが、これを思いどおりにするための、分かりやすい解決法があります。

ユニバーサルリンクを思いどおりに制御する方法

AmazonアプリがiPhoneにインストールされている前提です。

Safariで、「Amazon 長靴」で検索してみました。この「ボーイズ レインブーツ -」というリンクをタップすると、そのままSafariで開くかもしれないし、Amazonアプリで開くかもしれません。

そこで、リンクを長押し、もしくは3D Touch > 上へスワイプします。するとこんなメニュー(アクションシート)が出てきます。

下の画像は、3D Touch > 上へスワイプした時の図です。

「開く」を選択するとそのままSafariで、「”Amazon”で開く」を選択するとAmazonアプリで開きます。ここではAmazonアプリで開いてみました。

一度これで「”Amazonで開く”」を選択すると、次からリンクを開く際もAmazonアプリで開くようになります。Safariに戻したい時は「開く」の方を選びます。これで、思いどおりに制御できるようになりました。やったね!!

メモアプリからも同様です

メモアプリに貼ったYouTubeのURLを同様に3D Touchで開くとこのようになります。

「Safariで開く」をタップすればSafariで開き、「YouTubeで開く」をタップすればYouTubeアプリで開きます。そして以降も同じ方で開くようになります。

おわりに

ユニバーサルリンクを制御する方法としては、これが一番分かりやすいのではないかと思います。困っていた方はぜひお試しください。