Shokz OpenFitがついに届いた!待望のオープンイヤーイヤフォンを早速レビュー

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Shokz OpenFit

クラファン発のShokzのオープンイヤーイヤフォン【OpenFit】。ようやく商品が届いたのでガッツリレビューします!

オープンイヤーイヤフォンとは?

オープンイヤー型イヤフォンとは、耳を塞ぐインナーイヤータイプの通常のイヤフォンとは違い、耳の前に少し浮かせた状態で装着するタイプのイヤフォンです。耳に引っ掛けるような形状になっていて、スピーカー部分が鼓膜付近に来るようになっています。

耳を塞がないので外部の音も遮断せず、かつ骨伝導よりも自然な音質が体験できます。

インナーイヤーと骨伝導の中間的な立ち位置と言えます。

Shokzといえば骨伝導イヤフォン!(旧 AfterShokz)

Shokzは、高品質な骨伝導イヤフォンを数々世に送り出しているオーディオメーカーです。

自称骨伝導の伝道師である僕も、これまでShokzの骨伝導イヤフォンを3つ購入し、うち2つを毎日活用しています。

Shokz以外の骨伝導イヤフォンもいろいろと試してみましたが、つけ心地、ルックス、そしてそもそものスペックや音質の高さという意味で、Shokzがやはり一歩抜けているなと僕は感じます。

そんなこんなで、Shokzの骨伝導イヤフォンはもはや自分の生活にはなくてはならないものになっています。

さて、そんな骨伝導イヤフォンメーカーとして有名なShokzが、この度オープンイヤーのイヤフォンをリリースしたのです!GREEN FUNDINGというクラウドファンディングにて支援させていただきましたが、先日ついに届きました。

骨伝導で培ったオーディオ技術をオープンイヤーにどう活かしてくるのだろうかと期待に期待しまくっていました。というわけで、早速使ってみたのでレビューしていきたいと思います。

OpenFitの外観・重さは?

骨伝導シリーズのルックスを踏襲した、めちゃシンプルな外観。ケースもコンパクトで持ち運びしやすいサイズ。

ケースを開けると、2つのイヤーピースがクロスする形でコンパクトに収まっています。マグネット吸着で出し入れもしやすいです。

重さはイヤフォン本体が合わせて16g。ケース込みで74g。もう実質0g。ってくらい軽い。

OpenFitの装着感は?

装着するとこんな感じ。コンパクトながら、いい意味での存在感がありますね。インナーイヤーとは違った新しさというか、新テクノロジー感。

結構しっかり装着されていますが、人によって相性はあるかもしれません。僕は右はかなりガッチリ装着できていますが、左は少し緩めです。

ヘドバンしてみましたが落ちそうもありません。よほど激しい運動をしない限りは大丈夫そうです。

つけている感触とか違和感はあまりないです。軽いし長時間つけていても僕は耳に負担は感じないです。

問題はマスクとの相性が最悪なことですかね。マスク外すときほぼ100%吹っ飛びますから。気をつけましょう。

ここがポイント

checkシンプルでコンパクトな外観

checkしっかりとした装着感。でも人によるかも

checkマスク外す際は注意が必要

OpenFitの充電方式と連続再生時間は?

公式の仕様によると、駆動時間はケース充電併用で28時間。イヤフォン単体だと7時間連続再生。丸一日充電を気にすることなく使えるのはデカいですね。

充電ポートはUSB Type-C。満充電まで1時間。ケースは2時間。すぐに使いたいときはわずか5分の充電で1時間使えるので、いざ充電忘れてたというときも安心。

あと、残念ながらケースのワイヤレス充電はできません。

ここがポイント

checkケース併用で最大28時間駆動

check5分の充電で1時間使える

checkQiワイヤレス充電はない

気になるOpenFitの音質は?

左: OpenRun Pro / 右: OpenFit

何やかんや言っても重要なのは音質。というわけでまずは仕様を見てみましょう。

コーデックはSBC / AACに対応。周波数帯域は50Hz~16kHz。インナーイヤーならもの足りないスペックかもしれませんが、オープンイヤー型であることを考えれば充分な仕様かなと思います。

OpenFitのサウンドを実際に体験してみた

というわけで早速何曲か聴いてみました。

さて、肝心なサウンド面。この辺は結構主観的な話になってしまうとは思いますが…。

まず直感的には「クセのない聴きやすい音!」高音から低音までバランスよく聴こえます。まさに同メーカーの骨伝導イヤフォンのOpenRun Proのオープンイヤー版って感じの印象です。OpenRun Proのレンジがグッと広がった感じ。

OpenRun Proについては以前レビュー記事を書いたのでこちらもご覧ください。

OpenRun ProはShokz骨伝導シリーズのフラッグシップモデルですが、そこはあくまで骨伝導。いい音で音楽を楽しむにはやはり限界があります。

対してオープンイヤーのOpenFitは、低音など骨伝導の弱点はしっかり補いつつ、かつ骨伝導の開放感はしっかり程度保たれているという、まさにいいとこ取りって感じです。

OpenFitで音楽を音楽的に楽しめるのか

内側のスピーカー部分

個人の主観ですが、結論、充分に音楽を音楽的に楽しめる音質だと思います。骨伝導のOpenRun Proはどうしても低音が弱く、あくまでBGMとしてのながら聴き程度ならといった感じでしたが、OpenFitはバランスよく低音も充分に存在しています。

また同じインナーイヤー型イヤフォンの Oladance も持っていますが、好みで言えばOpenFitの方が好みです。Oladanceは、かなりマイルドというか高音が丸くて低音が幅利かせがちなサウンドですが、OpenFitはクセがなく聴きやすい、耳が疲れにくい音だと感じます。

あくまでオープンイヤーの範疇での話ではありますが、開放感のあるオープンイヤーでこの音質と考えれば、アクティブなシーンから室内でのんびり音楽を聴きたいシーンまで、活用シーンは多いと思います。

ここがポイント

checkAACコーデック対応

checkナチュラルで疲れにくいサウンド

check充分に音楽を音楽的に楽しめる!(オープンイヤーの範疇ではありますが)

OpenFitの操作性は?

ロゴ部分がタッチ操作に対応

お次は操作性について。タッチ操作は3種類しかありません。

ダブルタップで再生・停止、左を長タップで1曲戻る、右を長タップで1曲進む。これだけ。個人的には、1タップ操作がないので誤操作の心配が少ないかなーと思いますが、音量調節がないのは惜しいところ。

ここがポイント

checkダブルタップで再生・停止

check左右長タップでそれぞれ曲を戻る・進む

checkタッチ操作で音量調節はできない

OpenFitはマルチポイントに対応している?

残念ながらしていません!!!

ほかにもある!オープンイヤーイヤフォン

コスパの高いオープンイヤーイヤフォンを探しているならこちらがおすすめ!

ほかにはOladanceあたりが有名ですね。こちらもOpenFitと比較記事書きたいと思います。

OpenFitの仕様・特徴まとめ

タイプオープンイヤー
イヤフォンの重さ16g / ケース込み 74g (実測値)
駆動時間(イヤフォンのみ)7時間
駆動時間(ケース充電込み)28時間
コーデックSBC / AAC
充電方式USB Type-C
QIワイヤレス充電なし
マルチポイント非対応
タッチ操作あり(3種類)
OpenFitのいいところ

check軽くてコンパクト

checkバランスよく疲れにくいサウンド

check低音もしっかり!充分に音楽を楽しめる音質

check最大28時間再生

OpenFitの惜しいところ

checkマルチポイント非対応

checkタッチ操作で音量調節できない

checkケースがQIワイヤレス充電に対応してたら最高

待望のShokz OpenFitのレビューでした。いやー(ear)、いいですね。僕はインナーイヤーを長時間つけていると耳がかぶれちゃうので、音楽もしっかり楽しめるインナーイヤーを待ち望んでいたんですが、期待どおりの性能でした。高品質なオープンイヤーイヤフォンを探している方はぜひ試して欲しいところです。

それではよきオープンイヤー生活を!