MacBook Pro 16インチでも使えるサードパーティの充電器は?&サードパーティのPD充電器で気を付けるべきこと

最終更新日 2020年3月4日
MacBook Pro 16 2019
  • MacBook Pro 16 インチの充電器もう一個欲しいけど純正はタケーよ…
  • サードパーティの安いので済ませたいけどどれ使えるかわからない…

従来の15インチモデルMacBook Proの充電器は87Wでしたが、16インチモデルのものは96Wとさらなる高出力のものとなりました。

でも、巷にはまだ16インチモデルで使ってるよ!っていうサードパーティ製レビューが少なかったので、いくつか試してみました。

試した充電器1つめ Vanstarryなる安価な充電器 87W

まずはこちら。Vanstarry というあまり聞いたことがない安い人を買ってみました。

こちらは87Wの製品なので、MacBook Pro 15インチの充電器のワット数と同じです。96Wの充電器は、僕が探したかぎりはまだ見当たりませんでした。

実物はこちら。なんだろう。有り体にいうと、丸パクリです。Appleロゴ以外はそっくり。

MacBook Pro 16 充電器
左がVanstarryなるもの, 右がApple純正
MacBook Pro 16 充電器
上がVanstarry, 下がApple純正

ちなみに白いUSB-Cケーブルが同梱されています。長さは2mくらいでした。

なんだろう。有り体にいうと、丸パクリです。純正より若干太いけど、パッと見だけで区別するのは難しいところ。なんか目印をつけた方がいいかな。

Vanstarryの充電器

さて、実力のほどはいかに。電流・電圧チェッカーを使って計測してみました。

充電力比較チェック

今回は、結果的に4つのパターンで試しました。理由は後ほど。

  • Apple純正 96W充電器 + Apple純正 USB-C ケーブル(2m) 
  • Vanstarry 87W充電器 + Vanstarry 同梱ケーブル
  • Vanstarry 87W充電器 + Apple純正 USB-C ケーブル(2m)
  • Apple純正 96W充電器 + Vanstarry 同梱ケーブル

計測時のMacの残充電は20%程度。それぞれ充電開始から1分後くらいに数値がが安定した時点で撮影しました。

ちなみにここで登場する充電チェッカーは生産終了してるぽかったんですが、こんな感じの↓同じようなのは他にもたくさんあります。

さて、まずはApple純正 96W充電器 + Apple純正 USB-C ケーブル(2m) 。19.5V x 4.57A = 89.1W出ました。順当な結果です。充電情報ではちゃんと94Wと認識されています。

ちなみにこの情報は以下の手順で見ることができます。

  1. 左上のアップルマーク
  2. このMacについて
  3. システムレポート
  4. 左メニューのハードウェアの中の「電源」

次にVanstarry 87W充電器 + Vanstarry 同梱ケーブル。

おや? 19.2W x 2.83A = 54.34W しか出てないよ。しかも、60Wって認識されてるよ。

原因を探るためケーブルを変えてみます。Vanstarry 87W充電器 + Apple純正 USB-C ケーブル(2m)です。

18.7W x 4.25A = 79.48W。87Wで認識されました。ふむ。なるほど。

確信を得るため、最後にApple純正 96W充電器 + Vanstarry 同梱ケーブル。これが60Wで認識されたら、ある結論が出ますね。

結果は、19.6V x 2.83A = 55.47W、60Wで認識されました。

わかりやすく表にまとめてみます。

Apple純正96W充電器Vanstarry87W充電器
Apple純正USB-Cケーブル 2m89.1W79.48W
Vanstarry同梱ケーブル55.47W54.34W

このことからわかることは2つ。

  • Vanstarry 87W充電器はちゃんと87Wの働きを見せている = MacBook Pro 16インチの充電として使えてる
  • Vanstarryの同梱ケーブル、もしかして60W対応じゃね?

Vanstarryの同梱ケーブル、もしかして60W対応じゃね?

安価なUSB-C高出力充電器に潜む罠

Vanstarry充電器自体は87Wだけど、ついてくるケーブルは60W対応、ということが判明してしまいました。どういうことかというと、充電器は87W出る仕様だけど、ついてきたケーブルそのまま使うと60Wまでしか出ないよ、っていうこと。なんてひどい話だ。

ややこしい話ですが、同じUSB-Cケーブルと言ってもさまざまな種類があります。充電能力に関していえば、60W対応のものもあれば100Wのものもあるのです。

これは、ケーブルの外観で判断することはできません。(そのうち規定ができるかもね。)ネットで買うとき仕様を見るとか仕様書見るか測るかしないとわかりません。

というわけで、今回のVanstarryの充電器でApple純正同等の出力を出そうと思ったらApple純正USB-C 2mのような100W対応のケーブルを別途用意する必要があるということです。

100W対応ケーブルは、Apple純正の100W対応のもの(2m)は税込1,980円(純正こんな安かったっけ?)、他にもAnkerの100Wケーブルは2,000円です。

というわけで、100Wケーブルは高いので、3,000円の充電器にケーブルが同梱されてた時点であやしみ満点、100W対応の可能性は低いと考えてよいでしょう。

とはいえ、60Wだとしても一応充電はできていたので、最低限の仕事は(期待値以下だけど)果たした、という結果でした。

試した充電器2つめ Anker PowerPort Atom PD 2 60W

ケーブルはAnkerの60W対応 1.8m

もうひとつ、家にあったAnkerのPD対応60W充電器を、同じくAnkerの60Wケーブルで試してみました。

53Wということで、順当に60Wで充電された、と言ったところですね。実力に見合った仕事をちゃんとやってくれた、ということです。

これで、60W充電器でもMacBook Pro 16インチを充電できるということもわかりました。もちろん動画編集など激しい稼働中は充電できない(給電はできても追いつかない)可能性もありますのでご注意ください。

で、結局安価な充電器は買いなのか

というわけで結論、MacBook Pro 16インチの充電にVanstarry充電器を87Wの出力で使うには、本体2,999円と100Wケーブル2,000円、合わせて5,000円程度必要ということになります。

Ankerのの60W充電器 + 60Wケーブルと合わせて約5,500円程度。Anker以外なでもう少し安いものもあると思います。

純正の充電器を買う場合、本体は7,800円、加えてケーブル2,000円。合わせて税込10.560円。Vanstarryなら約半額、5,000円の差があるということになりますね。Mac同梱の100Wケーブルを使い回すならさらに安く済みます。

しかし、そこはやはり高出力の充電器、そして高価なMacBook Pro。ということで、安価なサードパーティ製の充電器はシンプルに不安だ、と感じる方もいるかもしれません。

なので、僕は基本純正充電器(+Anker100Wケーブル or 純正USB-C 2m)を使い、Vanstarry的なものはいざというときの予備用として使おうと思っています。充電器忘れちゃったり職場に置いてきちゃったりすることがあるので。

ちなみに、数日間使ってみて、今のところ特に不具合はありません。

また、すでに60W充電器を持っているなら、サブ充電器として使う分にはそれで充分だと思います。

まとめ

  • 今回試したものはいずれもMacBook Pro 16インチの充電器として使えた
  • ただし87W充電器のケーブルが60W対応だった
  • とはいえ、100Wケーブルを買い足したとしても純正の半額
  • 60Wの充電器でも一応充電できるが、Macの稼働状況次第では厳しいかもしれない

価格的にも、あくまで補助的な代替充電器としてなら充分に価値があると考えます。MacBook Pro 16インチのサブ代替充電アダプタをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。さよなら!