どうも、Mac愛好家歴25年のタカシです。MacBook Neo。ポチりましたとも。ええ。
スペックについていろんな意見が飛び交っているようですが、僕はこんなMacをもうずっと長いこと待ち望んでいました。というわけで、今回はMacBook NeoとはどんなMacなのか、そして僕がなぜ秒でポチるに至ったのか、その理由をお伝えします。
MacBook Neo 512GBシトラスポチったよ

僕にとって16台目のMacとなる、MacBook Neo 512GB シトラスをポチりました。3/11に到着予定。届くのが楽しみです。
512GBを選んだ理由は、Touch ID搭載モデルが僕には必要だったから。今のMacは「パスワード」っていうアプリがあって、それをこのTouch IDと組み合わせるとアカウントやパスワード入力が劇的に楽になるんです。これがないMacは僕にはちょっと無理…。というわけで512GBモデルを選択。
シトラスを選んだ理由は、初めてのイエロー系MacBookだから。ここ10年はスペースグレイかスペースブラック、ミッドナイトなど、脳死で黒っぽいのしか選んでなかったから気分もNeoにしてみました。
というわけで本題です。この記事では、2015年発売の無印MacBookと対比することで、MacBook Neoとは一体どんな立ち位置で、誰に向けたMacなのか。Appleは何を目指しているのか。そんな視点で考察していきます。処理速度的なスペックの話ではありません。(使ってみないとわからないし。)
はじめに、2015年の無印MacBookを振り返ってみよう

2015年に発売された12インチの通称「無印MacBook」以来のまったく新しいシリーズとなる2026年3月にに登場した「MacBook Neo」。このMacBook Neoを語るには、まずこの11年前に発売された無印MacBookを振り返る必要があります。僕は、この無印MacBookをとても愛用していた一人であり、とても思い入れのある一台です。
無印MacBookは、12インチ、重さわずか0.92gの「超小型Mac」として明確な位置付けがされていました。実際、小さなポーチとかに入れて持ち運べるほどで、その携帯性がとにかくお気に入りでした。
それだけならまだ用途を限定すればいいだけなのですが、肝心なキーボードも、あのよくも悪くも伝説となった「バタフライキーボード(第1世代)」が初めて搭載されたのです。
無印MacBookで初めて搭載された6つの神機能
あまり知られていないかもしれませんが、この無印MacBookは現在のMacBookシリーズの礎となるような、先進的、革新的な機能や仕様が盛り込まれていました。ある意味、Appleの実験台だったと言えるかもしれません。たとえばこんなものたち。
無印MacBookで初めて搭載された機能たち
- 感圧式トラックパッド
- USB-Cポートの採用
- ファンレス
- 光らない背面アップルマーク
- バタフライキーボード
- スペースグレイ・ゴールドの仕上げ
- テラスド(段状)バッテリー
現在では当たり前となった感圧トラックパッドやUSB-Cポート、スペースグレイ、ファンレス(MacBook Air)といった機能・仕様がまとめて詰め込まれていたんです。当時、武者震いが止まらないほどヒートアップしたのを覚えています。
バタフライキーボードとは、本体を極限まで薄くするために0から新たに開発された、キーストローク(キーが沈み込む深さ)がわずか0.5mmしかないキーボード。残念ながら、バタフライキーボードはその攻めすぎた仕様のため使い心地が賛否両論で、すぐに廃止されて元のキーボードの路線に戻ってしまいましたが、新しいキーボード開発のための重要な役割を果たした、良くも悪くも伝説のキーボードです。
無印MacBookは新技術の粋を詰め込まれた「革新的なMacだった」
大事なのは、これらの新機能は「Macの小型・軽量化に直結する革新機能だった」ということです。※テストに出ます
新しいテクノロジーをふんだんに盛り込んで薄さや軽さを徹底的に追求した無印MacBookは、「小型軽量のMac」であるのと同時に「まったく新しい次世代MacBook」でもありました。
良くも悪くもAppleとしてはかなり攻めのMac、つまり、ラインナップとしての立ち位置がめちゃくちゃ明確だったんです。
無印MacBookについてはいくつか記事が残っていますので、よかったら併せてお読みください。(当時の価格で178,800円って書いてあってビビりました。)
ここがポイント
- 2015年の無印MacBookは革新機能を盛り込んだ「まったく新しい小型のMacBook」として立ち位置が明確だった
- 今思えば高かった(僕が買ったモデルが当時で178,800円)
そんな目線でMacBook Neoの主なスペック・特徴を見てみよう

さて、そんな目線で、MacBook Neoの特徴的な仕様を見てみましょう。
革新的な価格$599(iPhone 17は$799)
日本円にすると99,800円 / 114800円と革新的なインパクトがある価格には見えませんが、現地価格では$599。iPhone 17が$799と考えると、ちょっと意味がわからないほどの安さ。これ自体がMacBook Neo最大の革新と言えるかもしれません。
ここが革新!iPhone用のA18 Proチップ搭載
iPhone 16 Pro / Pro Maxと同じA18 Proチップ搭載。Mac用のMシリーズではなく、初のiPhone用Aチップ搭載というのが、このMacBook Neoのある意味目玉となる革新部分で、どこまで使えるのか大いに期待が高まるところです。
ただ、iPhoneよりGPUコアが1つ少ない5コアってのが微妙になんでなんって思いました。
20W充電器が付属
M1 MacBook Airの30Wよりさらに小さい20Wの充電器が付属。iPhoneについてきてた最後の充電器がたしか18Wだったので、ほぼiPhoneと同じです。これはA18 Proチップによる省電力の表れと言えるでしょう。
ベゼル太め、ノッチなしのディスプレイ
近年のMacBookシリーズは狭ベゼルでノッチありのディスプレイですが、MacBook Neoのディスプレイは無印iPadのようなちょい太ベゼルでノッチのない仕様。
技術としては元に戻った感じですが、これは結構イイかもしれません。というのも、ノッチありMacには、「ノッチに隠れてアイコンが見えなくなる」というバグのようなう○このような仕様があるからです。実際僕も迷惑しているので、それがないのは逆にプラスかも。
感圧「ではない」トラックパッド
無印MacBookから脈々と受け継がれてきた、Macのアイデンティティとも言える感圧トラックパッド。実際には押し込まれていないのに、まるで物理的に押し込んでいるかのような指へのフィードバックが魔法のようで、意味なくタクタク押したくなります。
簡単にいうと、MacBook Neoでは感圧「ではない」従来のトラックパッドが搭載されるということです。少なくとも仕様上は。これがどのくらい使用感に影響するかは実機待ちといったところです。
True Tone / Display P3非搭載
近年のApple製品の特長のひとつにTrue Tone(環境光に合わせた自然な発色)とDisPlay P3(広い色域を表現できる)があります。Macでは2015年頃から搭載されはじめ、2020年以降のすべてのモデルに搭載されてきたこれらが、MacBook Neoには非搭載です。つまり、これも仕様上は従来のディスプレイに戻ったと言えます。
近年のAppleを支える、いわばAppleの代名詞といっても過言ではないこれらの技術が非搭載というのが若干気になります。まだ実機が来てないので、実機見てどうかといったところではありますが。
256GBモデルにはTouch IDが非搭載
これはちょっとがっかりしました。Macユーザーならお分かりのとおり、近年のMacは「パスワード」という最強すぎるアプリとTouch IDの相性が凄まじく、Touch IDなしのMacとかもう考えられないのです。つまり、必然的にTouch ID搭載の512GBを買うしかないのですが、そうすると114,800円と余裕の10万円超えとなります。10万以下で買えると思ったのに、がっかりしながら512GBモデルをポチりました。
でもコストカットの観点からは仕方がないのかもしれないし、プラスに考えればTouch ID搭載モデルという救済措置を残してくれた、とも言えますね。
いうほど軽くない(そして薄くない)
僕がこのMacBook Neoに期待していたのは1kgを切るほどの軽さや革新的な薄さ。しかし、蓋を開けてみれば重さ1.23kgとMacBook Airとほぼ同じ。さらにはM5 MacBook Airより1mmほど厚いという残念感。縦横は若干小型化されているのが救いですが、かつての無印MacBookのように携帯性を期待していただけに少し肩透かしを喰らった格好です。
ここがポイント
- 新しいポイントはA18 Proチップと革新的価格
- 技術的にはむしろロールバックしている感がある
スペックから紐解くMacBook Neoの位置づけと狙い

さて、ここまでの仕様を俯瞰して、AppleがこのMacBook Neoをどのような位置づけとして考えているのか、考察していきたいと思います。
僕が考えるに、AppleがMacBook Neoで狙っているのは、12インチMacBookの復活ではなく、「Macの民主化」そして「iPhone・iPadエコシステムの完全統合」ではないでしょうか。
本来MacBook Airが担うべきだった立ち位置へ立ち戻る
2015年の無印MacBookは、17万円超えという価格からもわかる通り、「高価でもいいから未来を触りたい」層向けのプレミアム機でした。
また、現在のMacBook Airも、Proと比べたらお手頃かもしれませんが、中身はすべて立派な高級車。M1 Airで一時は100,000円を切って歓喜したものの、最新M5 Airでは184,800円。もちろん、価格に見合った最高の機能がほぼすべて盛り込まれていて、最低スペックのMacBook Airも紛れもなく高級車なんですよ。M5 Air とM5 Proとの明確な違いなんて、ファンレスであること以外ほぼありません。
そんな高級車志向は、従来のApple(Steve Job)が目指していた世界線だといえばそうなのかもしれません。
しかし、ここでついに「軽自動車で充分です」というユーザーのニーズにAppleが応えようとしているのではないでしょうか。
MacBook Neoの$599という価格は、かつてのMacBook Airが担っていた学生やライトユーザーの最初の一台というポジションを、さらに一段下げて奪いに行く姿勢の表れのように思えます。
ちなみに補足ですが、僕は車は軽自動車ばっか乗ってます。どんなに高級車がいいとかこういうエンジンがいいと言われてもピンときません。まさに車で言うところのMacBook Neoのターゲットユーザーかもしれません。
あえて仕様に差をつけたアップセル戦略
感圧ではないトラックパッドや、True Tone/P3の非搭載。これらはユーザーをガッカリさせるためではなく「MacBook Airとの明確な差別化」のためでしょう。
もしNeoがディスプレイも最高で、Touch IDも標準で感圧トラックパッドで、価格も150,000円だったら、誰もMacBook Airを買わなくなってしまいます。というかもはやそれはMacBook Airですね。
Appleはあえて「体験の質」にグラデーションをつけることで、プロ用途やこだわり層を上位モデルへ誘導する「アップセル戦略」を巧妙に仕掛けてい流のでしょう。
キーボードのついたiPhoneを作ろうとしている
MシリーズではなくiPhone用のAシリーズを積んだことは、単なるコストカット以上の意味があります。
ひとつはMacの省電力化。iPhoneで培った電力効率により、ファンレスかつ小容量バッテリーでも一日中使えるMacを作ろうとしている。MacBook Neoはその布石かもしれません。
そしてもうひとつは、MacのiPhone化。ある頃から、macOSがiOSにどんどん寄せた仕様になってきて、今ではほぼiOSととても親和性の高いUIになりつつあります。さらには、今ではiPhoneのディスプレイをMacに表示してMacで操作する機能も搭載されています。つまり、見た目だけでなくiPhoneとMacの技術的な距離をどんどん縮めて、iPhone, iPad, Macの技術的な垣根を取っ払う、というのがもうひとつのAppleの狙いなのかもしれません。
1.23kgという重さは耐久性と安心のトレードオフ
無印MacBookの0.92kgという軽さは、バタフライキーボードという「脆さ」の上に成り立っていました。
MacBook NeoがAirとほぼ同じ重さになったのは、毎日ラフに扱っても壊れない剛性とコストの安い標準的なパーツ構成を選んだ結果だと思います。 夢の超軽量を期待した僕のようなMacファンには肩透かしでしたが、教育現場などでタフに使い倒されることを想定した、Appleなりの「現実解」なのかもしれません。
MacBook Neoの本分は「Mac民主化の第一歩」

2015年の無印MacBookが「技術の粋を凝らした、ガジェットオタクのための革新Mac」だったとするなら、2026年のMacBook Neoは「熟成された技術を削ぎ落とした、みんなのMac」だと思います。
10万円を切る価格で、iPhone大好きユーザーが気軽にMacでも体験できる。
「Display P3?なにそれおいしいの?」というユーザーにDisplay P3のよさを押し付けるのではなく、まずは気軽に触ってよ」という、肩の力の抜けた新しいMacであり、新しいAppleの誕生なのかもしれません。
Macの「手触りのよさ」をすでに知っている人にとってはTouch IDのために512GBを選ばざるを得ない「Apple流の商売上手さ」に少し毒づきつつも、結局ポチってしまう……。そんな、悔しいけれど魅力的な一台として、Neoは新たな歴史を作っていくのではないでしょうか。
MacBook Neoの立ち位置とは
- 熟成された技術を削ぎ落とした、みんなのMac
- 結局高価で高スペックになっちゃったMacBook Airとあえて体験の質に差をつけた、本来Airがいるべきだった立ち位置のMac
まとめと僕がMacBook Neoを秒でポチった理由
最後に、僕がMacBook Neoを秒でポチった理由は至ってシンプルで、単にMacオタクだからです。新シリーズのMacが出る→買う。という至って自然な行動なのです。
実際、半年以上前に廉価版Macの噂が出た頃すでにM2 MacBook Airを手放し、この新しいMacBook Neoを心待ちにしていました。もちろん、スペックなど見ずにポチりました。256GBで充分だと思っていたので、Touch IDのためにプラスの出費が出てしまいがっかりしましたが、256GB分のストレージがおまけでついてきた、と考えると意外とお得に感じてきます。←
ちなみに、僕はこのMacBook Neoをセカンド機として、出先で文字入力に特化した使い方をする予定です。今までこの「モバイル文字入力特化デバイス」選びに散々いろいろ試しましたが、今ではやっぱMacがいいな、という結論です。そういう意味でもこのMacBook Neo、とても期待していました。
ちょっと古い記事ですが、僕がなぜMacBook Neoを秒でポチったのか、その理由がよくわかるような記事をいくつかご紹介します。Neoを検討中の方はぜひ、併せてご覧ください。それではよきMac生活を。
MacBook Neo、実機が届くのが待ち遠しいです。レビューはまた今度。それではよきMac生活を。