ついに届いたよ。MacBook Neo。こんな「気軽に持ち歩けるMac」をもう何年も待ち続けていました。無事発売日にゲットできたので、第一印象と一日使ってみての感想をまとめてみました。
開封!



最近のMacは至ってシンプル。本体と充電器、ケーブルのみ。付属充電器とケーブルは使わないのでそのままそっとお蔵入り。

ううむ。神々しい。ってかかわいい。
MacBookシリーズ初のイエロー系ということで、いつも黒いのばっか買ってる僕にはとても新鮮。

本体のサイズ感は?
手元にあるMacBook Pro M4 Proとサイズ感を比較してみました。(手元にこれしかないので。)

14インチと13インチの違いもあるので、比較対象としてはちょっと微妙ではありますが、ただ、13インチのMacBook Airと比べても少しコンパクトになっているようです。小さいは正義。

厚みはM5 Airより1.4mmほど厚いようですが、Proと比べると「しっかり薄い」と感じます。

重さはM5 Airとほぼ同じ1.23kg。個人的にはもう少し軽いと最高でしたが、この辺は価格との折り合いということでしょう。小型化・軽量化には、それだけコストがかかるということです。
MacBook Airと同程度までの軽量化というのが、現実的な落とし所だったのだと思います。
まるで文房具のような楽しさ。MacBook Neoの外観の特徴は?
アルミ削り出しボディの高級感はそのままに、より親しみを感じるポップな要素を盛り込んだデザインとなっています。

Air / Pro譲りのアルミニウム削り出しボディ
意外と語られていませんが、この価格帯でこの美しいアルミボディは衝撃以外の何者でもありません。Air / Proとの違いは、コスト削減のために削り出しのプロセスを簡略化しているそうです。厚みや重量が期待したほどでなかったのにはこういった理由があります。もし更なる軽量・薄型化を目指せば、価格はグッと上がり、Neoの存在意義が失われてしまっていたかもしれません。
MacBookシリーズ初のイエロー系
シトラスかわいいよシトラス。しかし、写真でこの色味を伝えるのがとても難しい…。

白ベースのキーボード

もういつからかわかりませんが、少なくとも2010年くらいからはMacBookシリーズのキーボードはずっと黒だったはずです。
今回白ベースのキーボードになったのにはいくつか理由が考えられます。
ひとつはかつて2000年代に一世風靡した「白Mac」のオマージュ。
ふたつ目は、Air / Proのガチの道具感、メカ感との差別化。ライフスタイルに溶け込む文房具感、雑貨感をもたせることで、用途としての差別化を視覚でも表現しているのではないか、ということです。さすが世界のAppleのプロダクトデザイン、といったところでしょうか。

白ベースと書いたのは、少しだけ本体カラーに馴染む淡い色味がついているようです。ウチのシトラスはちょっとだけシトラスっぽい白。目の錯覚ではないと思うけど…。
裏面の刻印なし

近年のMacBook Proのような裏面の刻印はありません。また、ネジがシルバー。おそらく本体カラーに関わらずシルバーを採用していると思われます。
マットな背面Appleロゴ

MacBook Air / Proのような光沢感はなく、ボディの質感と同じマットなロゴになっています。すごくミニマル。
ここがポイント
文房具や雑貨のような親しみのあるデザインがかわいい
白キーボードはかつての白Macへのオマージュか?
ガチマシンのAir / Proとの用途としての差別化を視覚的にも表現しているのかも
MacBook Neoのハードウェア的特徴が最高すぎる
スピーカーが側面の手前側に ←最高

これ、Proだとキーボードのすぐ横にあって、ホコリやゴミが入り込みやすいっていうのがあるんだけど、Neoは本体の両サイドにあるので、そんなストレスは皆無です。
MacBook Proのスピーカーのゴミに困っている方はこちらの記事も併せてどうぞ。
イヤフォンジャックが左側にある ←最高
上の写真でわかるとおり、3.5mmのイヤフォンジャックが本体左側面にあります。ちなみに近年のAirは右にあるのがちょっとだけストレスでした。なぜなら、一般的な有線ヘッドフォンは左からケーブルが出ているからです。Pro同様、Neoも左側に、しかもNeoの場合手前側にあるのがいいですよね。奥にあるとその分無駄にケーブルの長さが必要になるので。地味だけど重要なポイント。
ベゼル太めでノッチがない!←最高

近年の狭ベゼルMacやiPhoneに見慣れていると、ちょっとばかし懐かしい感じを受けます。しかし、これには、Mac最大のク○仕様であるノッチがない、という大きなメリットもあります。
このブログではもう何度も書いてきたことですが、MacBookのノッチには致命的な問題があります。それは、メニューバーのアイコンが増えてくるとノッチの陰に隠れてアイコンが見えなくなる、というにわかに信じがたい問題で、メニューバーアイコンたくさん並びがちな僕のようなユーザーは日々これに悩まされているわけです。
MacBook Neoはベゼルの太い、ノッチのないディスプレイを採用しているので、シンプルにその問題がないというわけです。
ここがポイント
音響系部品の配置が洗練されている。そして僕好み。
ノッチなしとか最高かよ
ディスプレイ

iPhone 4から脈々と受け継がれてきた、Appleらしい美しいRetina Displayです。ドットの粗さなどとは一切無縁の素晴らしいディスプレイだと思います。
ただ、近年のすべてのMacに搭載されているTrue Tone / Display P3が搭載されていないため、そこがAir / Proとの差別化ポイントと言えると思います。
True Toneは、部屋の環境光に応じて、画面の色も自然に馴染むような発色に調整してくれる機能です。True Toneの画面に慣れている僕にとっては、画面全体がやや青っぽく感じて、少し目に負担が強い感じます。
またDisplay P3とは、一般的なsRGBディスプレイより25%ほど広い色表現ができる規格で、フォトグラファーやビデオグラファーなどにはP3対応ディスプレイが事実上必須と言えます。
ただ、そういったプロの作業ではなくこの記事を作るくらいの日常的な作業ならなんら問題ありません。そもそも、そういったクリエイターがメインの仕事用としてNeoを選ぶ理由はまずないので、そもそも問題にならないとも考えられますね。
ここがポイント
美しいRetina Displayは健在。True Tone慣れしている人にはちょっと青いかも。
P3非対応だけど、特に問題ないよね
Air / Proに比べて操作感は?
結論から言うと「あまり変わりません。」が、そのちょっとした違いについてお伝えします。
キーボードのタッチ感 微妙に違うけど誤差
まず、キーボードのタッチ感に若干の違いがあります。Air / Proの打鍵音が「タチタチタチ」ならNeoは「タクタクタク」って感じで、Neoの方が「チ」の成分が少し少なく、静音です。音はNeoの方が好きかも。
押し込みの感覚も少しだけ違います。何がどう違うと言われるとアレですが。ただ、だからといって打ちづらいということはまったくなく、むしろAir / Proとまったく同じ感覚で打てると言い切ってもよさそうです。
感圧式「ではない」トラックパッドの操作感は?

まず大前提として、感圧式だろうがなかろうが、Appleのトラックパッドは世界最強、いやむしろ一強です。なので、MacBookを使うならマウスではなくトラックパッドを使ってほしい、というのが、Macを使う上での僕のおすすめです。
で、近年のMacBookのトラックパッドのような感圧式ではなく、物理的にカチッと押し込むことクリックするタイプのトラックパッドです。Macの歴史で言うと11年前のトラックパッド、ということになります。
すっかり感圧式にどっぷりと浸ってしまった僕は若干の不安はありましたが、違和感があったのは最初だけで、あっという間に慣れました。ただ、静かな環境では、若干コンコンというクリック音が気になるかもしれません。(感圧式は2段階で調節できる。)
ここがポイント
最新のAir / Proとほぼ同じ感覚で、違和感なく操作できる
MacBook Neo、肝心の動作はどうなん??

MacBook Neo最大の特長である(iPhone用)A18 Proチップ搭載のその実力は?
というわけで、丸一日かけていろいろ試してみました。この記事もすべてMacBook Neo一台で作っています。写真もカメラからUSB経由で取り込んだRAWデータをLightroomで現像しました。
結論から言うと、この記事を作る程度なら、ほぼストレスゼロで作業できます。極論、Air / Proと変わらない作業感です。
つまり、廉価版PCによくある、そもそも起動すら3分かかるみたいな粗悪品とはまったくの別次元で、日常用途においてはサクサク快適に使うことができる、とっても優秀な性能と言っていいでしょう。
ただ、数十枚のRAWデータをまとめて編集とか、ノイズ除去とかの重い作業については、Proと比べて処理にだいぶ時間がかかっていました。

動画の書き出しなんかも、Proと比べてかなりの時間がかかりました。具体的には、1080p / 8分の動画の書き出しに、MacBook Neoは約20分、MacBook Pro M4 Proは約4分という劇的な違いがありました。
というわけで、クリエイティブ用途としては、不可能ではないけど少し荷が重いかな、と思います。
ここがポイント
日常用途ならまったく問題なく快適に動作する。とても優秀!
クリエイティブ用途には少し余裕が足りないと思う
その他気になったことは?
明るい色の本体、まぶしい
ここ10年以上、ほぼ「スペースグレイ」「スペースブラック」「ミッドナイト」の黒っぽいMacしか選んでこなかったんでわからなかったんですが、明るい色のMacはまぶしい!このシトラスの本体もちょっとラメがかってるのと、キーボードも白っぽいからずっとハレーション起こしてる感じでまぶしい。
Neoに関してはインディゴを選んでもキーボードは白っぽいので、シトラスよりはマシかもだけど、たぶんまぶしいんだろうな。
逆にいえば、気になったことはこれくらいで、あとはほぼほぼ思ったとおりのすばらしいプロダクトでした。
MacBook Neoファーストインプレッションまとめ
MacBook Neoを一日触ってみての感想
- 日常生活に溶け込む文房具や雑貨のような気軽さ・楽しさがある
- ↑Air / Proとの用途としての差別化を視覚的にも表しているのはさすが
- ソフト的にもハード的にも$599クラスの次元じゃない
- 日常用途には充分すぎるクオリティで驚きを禁じ得ない。8GBメモリでも数年は戦えそう
- きれいに動作してるだろ。これAチップなんだぜ…
- ちょっとした画像・動画編集ならできてしまう
- これなら初めてのMacとしても充分おすすめできる
- でもクリエイティブ用途にはちょっと余裕がない。僕はおすすめしないかな
- 操作感はAir / Proとほぼ同じなので、セカンド機としても超優秀
- 買ってよかった
廉価版Macとはいえ、その性能は他の同価格帯のPCの性能を遥かに上回る、と言っても過言ではないでしょう。
$599という低コストで、日常用途はまったく不便を感じないほどの快適な動作。画像編集やRAW現像、SNSのショート動画の編集などもやろうと思えばできてしまうほどの能力には驚かされるばかり。
もちろん、MacBook Neoの素晴らしさはそんな処理速度の話にとどまりません。Air / Proに引けを取らない美しいアルミ削り出しボディやRetina Display。操作感もほぼAir / Pro同等。$599という価格を実現しながらも、Macの「おいしいところ」はしっかりと残してる。
忘れてはいけないのが、iPhone用のA18 Proチップ(のB級品)をそのまま流用したMacであるということ。それでこのパフォーマンスを叩き出している、というのが、このMacBook Neoのガチでヤバいところなのです。
M1チップでPC業界の常識を一変させたAppleが、Aチップで再び新たな(Neo)革命を巻き起こす。そんな可能性を感じる一台、というのが、僕のMacBook Neoに対するファーストインプレッションです。

