【Anker vs CIO】 M1 MacBook Air用モバイルバッテリー頂上決戦2022

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どうも。自称モバイルバッテリー大好きおじさんです。好きすぎて周りの人に配って回っています。(割と本当)というわけで、今回はM1 MacBook Air(M1 MBA)にベストなモバイルバッテリー対決!というわけで、人気ブランドのAnker vs CIOから代表者1名ずつ登場していただき、雌雄を決しようと思います。

さて、以下に登場するのが、選ばれし2つのモバイルバッテリー。果たして、M1 MacBook Air用に最適なのはどちらなのか。比較していきたいと思います。

比較されし者その1 – Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W

言わずと知れたモバイルバッテリー界の巨匠、Ankerさんからこちらのモバイルバッテリー。10000mAh、25Wの細長タイプ。

比較されし者その2 – CIO SMARTCOBY Pro 30W

対するは、期待の新星、CIOからこちらのモバイルバッテリー。10000mAh, 30W。この2機種を徹底比較します!

筐体サイズ・重量対決

まずは重量。CIO SMARTCOBY Pro 30Wの方が15gほど軽いですね。15gといえば100円玉3枚くらい。違うといえば違う。誤差レベルといえば誤差レベル。そんな感じ。

次にサイズ比較。仕様によると、Anker Reduxは10.7 x 5.2 x 2.7 cm、CIO SMARTCOBY は7.7 x 5.6 x 2.6 cm。画像で見ると↓こんな感じ。1枚目と2枚目で左右逆っててすいません。

Anker Reduxが長さは3cmほど長く、代わりに幅が0.4cmほど短い。高さはほぼ同じ。体積の小ささではCIO SMARTCOBYに軍配です。

見た目対決

まずはAnker Reduxから。全体的にマットな質感で、上面はざらつきのある加工がされたツートン仕様。

4つのドット型インジケーターで残量を表示。またType-CとType-Aのポートは同じ面に並んでいます。細かいことをいうとストラップをつける穴が空いていますね。(3枚目)

お次は CIO SMARTCOBY。Anker Reduxよりさらにマットな質感。残量はデジタルの数値でパーセント表記。Type-CとType-Aのポートはそれぞれ左右の面に分かれて搭載されています。

本日のメインイベント 給電力対決!

さて、ここがある意味勝負どころです。この2機種の違いは25Wと30Wという出力の違い。これが、M1 MBAの充電速度にどの程度の差に繋がるのか。なんなら本記事はこれを知るための企画であったと言っても過言ではありません、はい。

M1 MacBook Airのバッテリーを20%まで減らしてから検証したんですが、まぁMacのバッテリーが減らないこと減らないこと。この時点で、もはやMBAにはモバイルバッテリー不要説すら浮上してきましたが、ここまで記事を書いてしまったのでがんばって充電減らしました。半日かかりました。

さて、充電に使ったケーブルはこちらです。60Wまでの充電に対応します。コスパ高し。

というわけで実測。

M1 MBAの残充電約20%の状態で、Anker Reduxは22.16W、CIO SMARTCOBYは26.33Wくらいで給電が行われました。スペックどおりCIO SMARTCOBY Pro 30Wの方が優勢ですね。

参考までに、M1 MBAの充電20%の状態から、それぞれフル充電までにかかる時間を比較してみました。

結果は、Anker Redux 25Wがフル充電まで3時間22分、CIO SMARTCOBY Pro 30Wが2時間59分の表示でした。

ちなみに、M1 MBAのバッテリーは49.9Wh ( = 13487mAh)。難しい話はナシにしますが、10000mAhのモバイルバッテリーでは実質MBAを50%くらいしか充電できません。つまり両者のモバイルバッテリーの残量が0になるまでには、せいぜい10分程度しか変わらないと予想できます。要は、両者の充電速度には大差ないってことです。

おまけ iPhoneとMBAを同時に充電した場合の充電速度

USB Type-CでM1 MBAを充電しながら Type-AでiPhoneを充電した場合、Type-C側の出力はどう変わるか試してみました。結果はご覧のとおり、Ankerは約10W、CIOは約15W。M1 MBAへの給電力という意味ではCIOに軍配です。

その他の機能

Anker Redux 25Wには、低電流モードというのが搭載されていて、ワイヤレスイヤフォンなどの小型機器に適切な電流で充電することができます。

CIO SMARTCOBY 30Wは、スマートフォンに充電しながら自分も充電できるパススルーを搭載しています。

これらはM1 MBAの充電に直接影響する部分ではありませんが、特長として挙げておきます。

比較まとめ

ここまでのバトルを表にまとめました。

Anker PowerCore 10000 PD Redux 25WCIO SMARTCOBY Pro 30W
4,490円(Ankerはセール多め)4,378円
10000mAh10000mAh
最大25W最大30W
Type-C × 1
Type-A × 1
Type-C × 1
Type-A × 1
194g179g(仕様では184g)
10.7 x 5.2 x 2.7 cm7.7 x 5.6 x 2.6 cm
MBA20%からフル充電まで
3時間22分(参考)
MBAからフル充電まで
2時間59分(参考)
Type-AでiPhone充電してる場合
Type-Cは 10W
Type-AでiPhone充電してる場合
Type-Cは 15W
残量はドットインジケーターで表示残量はデジタル数値で表示
低電流モード搭載パススルー対応
中国メーカー日本メーカー

M1 MBAに最適なモバイルバッテリーは!?結果発表

さて、どちらか!?ここまでの比較から総合的に、僕の独断で決めたいと思います。

はい、M1 MacBook Airに最適なモバイルバッテリーは、CIO SMARTCOBY Pro 30Wに決定!!どんどん!

10年来のAnkerおじさん 陥落の瞬間でありました

給電力、サイズ、重さでAnker Redux 25Wを上回り、しかもちょっと安い。長年の実績と非常に高い信頼性という意味ではAnkerに軍配ですが、CIOも充分に信頼がおけるメーカーです。またCIOは日本の企業である点も安心です。メイド・イン・ジャパンブランドは健在です。

Anker PowerCore 10000 PD Redux 25Wから買い換える価値はあるか

すでにAnker PowerCore 10000 PD Redux 25Wを持っている人が、CIO SMARTCOBY Pro 30Wに買い換える必要があるか?という問いには、NOです。性能的には誤差レベルの僅差であります。

たまにはAnker以外のにしてみるか!とかデジタルの残量かっこいい!とかそんな動機なら、むしろ買い換える価値はあるかと思います。

まとめ

僕は、かれこれ10年以上もAnkerファン、そしてAnker普及活動を続けてきたAnkerおじさんですが、ついにこのときが来たか、という感じです。CIOブランドはとても優れた製品が揃っていると思います。

しかし、だからと言ってAnkerの品質と高い信頼性に変わりはありません。これからもAnkerおじさんとして生きていくことになるでしょう。

あと、今回もうひとつ身に染みたことがあります。

ここがポイント

checkM1 MacBook Airにモバイルバッテリーなんぞ要らん!

はい、すべてを無に還すようなことを口走ってしまいました。だって、MBA充電持ちすぎなんですよマジで。

なので、MBA用にという意味では、モバイルバッテリーはなくてもよいのかもしれません。ぶっちゃけ。というよりむしろ充電アダプターだけはマストで買っておきましょう。こちらは家でも大活躍なので。

M1 MBA用なら現在これ↓一択です。脳死でポチってOKです。30Wのものは差し込みプラグを折りたためないので、45Wのこちらが最強におすすめです。

といったところで以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。よいモバイルバッテリーライフを!そしてよいMBAライフを!

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