ようやくWiFi802.11ac環境を自宅に導入しました。新しいMacBookを買う前にやっておきたかったのです。今までは802.11ac対応のデバイスがiPadのみだったんで、特に必要性もなかったんですが、ac対応のMacが来るとあらば、これはもう導入決定です。という訳で、この手の設定って地味に苦手な方も多いと思うし、自分への備忘録の意味も兼ねて、設定方法について書き残しました。
はじめに。AirMac どれを選べばよい?
AirMacとか買ったことねっス。何買えばいいか分かんねっス。ってお悩み、解決。2015年4月現在、超高速WiFi802.11acに対応している現行モデルは3種類ですが、容量違いのモデルを含むので、実質2種類となります。
現行のAirMac Expressっていう、小さい筐体のやつとか、薄いお弁当箱の、旧モデルのTime Capsuleは802.11acに対応してないのでご注意を。
AirMac Extreme
ワイヤレスアクセスポイントの機能のみを持ったAirMac。ストレージ機能が不要ならこれを選びます。
AirMac Time Capsule(3TB, 2TB)
Macのバックアップ機構「Time Machine」と連動し本体にバックアップをとることができる、大容量ストレージ搭載モデル。もちろん、ExtremeのWiFi機能をフル装備。TimeMachineのバックアップ先として、NASとして大容量ストレージを利用したい場合はこちら。
僕は今回、Time Capsuleの2TBを買いました。旧型のお弁当型Time Capsuleからの乗り換えです。
開封〜配線
さて、早速開封。本体と電源コード、簡単な取説というシンプルな同梱物。ちなみに、このような開封時の同梱物セット画像をEvernoteに保存しておくと、後々自分に助けられたりします。(売るときとか)

まず、本体に電源を繋ぐ。あとは本体のWANポートとブロードバンドルーターをLANケーブルで繋ぐべし。これで物理的な設定は終了。楽チン!


設定、その前に。
これから設定するパスワードやプロバイダ接続情報などは、どっかにメモるなりまとめておいてすぐに引っ張り出せるようにしとくと、数年後に今日の自分に感謝する時が来ます。
AirMacを設定する Mac編
MacBook発売記念ということでMacでの設定方法。
※iPhone(iPad)での設定も下の方に書きました。よしなに。
上記の物理配線が完了すると、メニューバーのWiFiのところに「新規AirMacベースステーション」という項目が出てくるはずなんで、その下の名前をクリックしときます。

ネットワークの作成
おもむろにAirMacユーティリティを起動。

SpotlightやLaunchpadで検索するなりなんなりして、上記アイコンのAirMacユーティリティ.appを探して起動しましょう。
「その他のWiFiデバイス」押して、さらに出て来るデバイス名をクリック。

次の画面では下記を設定。
- ネットワーク名
- 端末でWiFi接続先選ぶときに出てくる名前。SSIDともいう。任意の名前を設定することができます。もちろん自分でそれと分かる名前でしくよろ。
- ベースステーション名
- 本体を識別するための名前。任意の名前を設定することができます。自分でわかるよーな名前にしておくべし
- パスワード
- 端末からWiFi接続する際のパスワードを設定します。また、これは本体のパスワードも兼ねるそうな。
名前入力例。

プロバイダの接続情報の設定
さて次。おそらく最大の難関。ISP(プロバイダ)から提供されたPPPoE接続情報の入力。んなもんは知らん!と言ってそっ閉じしないよう願います。幸い、以前AirMacを設定した4年前くらいの僕が、しっかりメモっといてくれたんでスムーズに設定できました。いいやつ!
接続情報が分からない場合は、プロバイダのサイトのマイページ的なところとかで見れると思います。たぶん。
「サービス名」の項目は任意の名前を設定できます。てけとーにプロバイダ名でも入れときました。

ちなみに、YahooBBの場合、PPPoE接続情報はここで見れました。
[link href=”http://bb.yahoo.co.jp/” title=”Yahoo! BB”]
YahooBBアカウントでログインして、

さらに

てな感じで、PPPoE認証IDとパスワードを何とかします。
ちなみに、このへんの設定項目はプロバイダによって変わるのかも知れないが、分かりません。
使用状況の送信設定
さて、最後。どちらでもOK。僕は送信にします。
以上で、WiFiでネット接続するための設定は完了。

「インターネット」と本体、両方のマークが緑色になればOK!
あとはいつものよーにWiFi接続をする。先ほど設定したネットワーク名(SSID)を選んでパスワード入れれば接続完了でございます。

5GHz帯の設定をする Mac編
AirMacは、2.4GHz、5GHzの2つの周波数帯に対応しとるんですが、802.11acの超高速接続を利用する際は、5GHz帯を利用した方が威力を存分に発揮できる、そんな感じに思っといてもらえればよいかと。
という訳で、その設定します。AirMacユーティリティのAirMac本体のアイコンをクリックして、ダイアログ内の「編集」をクリック。

「ワイヤレス」タブの「ワイヤレスオプション」。

「5GHzネットワーク名」のチェックを入れて、さらにネットワーク名(SSID)を入力。5GHzって後ろに書いとけばいいと思う。終わったら保存。最後に、右下の「アップデート」を押して完了。

あとはまたAirMacのアップデートが終わるまで待って、AirMacユーティリティの各アイコンの印が緑色になったらOK。

WiFi接続先の欄に、5GHzのやつが出てきてるはずなんで、そいつを選んで接続します。

5GHzの方に優先的に接続させる
ちなみに、5GHzに優先的に接続させるには、「システム環境設定」→「ネットワーク」→「WiFi」→「詳細」で、「使ったことのあるネットワーク」に表示されてるネットワーク名をドラッグして、5GHzの方が上になるよーにします。

AirMacを設定する iOS(iPhone)編
Macで設定した方はすっとばしてください。Macの設定と両方必要なわけではなく、どちらでも設定できる、ということです。
いやーそれにしても便利な世の中ですよ、はい。iPhoneから設定できちゃうとかー。とりあえず、App StoreでAirMacユーリティリティ落としてきます。
[applink id=”427276530″ title=”AirMacユーティリティ”]
さて、設定です。「設定アプリ」→「Wi-Fi」に、「新しいAIRMACベースステーションを設定」が表示されてるんで、その下の名前の部分をタップ。

すると、「ネットワークに関する情報を取得中」となって、終わると次の画面。そのまま下記設定をします。
ネットワークの作成
- ネットワーク
- 端末でWiFi接続先選ぶときに出てくる名前。SSIDともいう。任意の名前を設定することができます。もちろん自分でそれと分かる名前でしくよろ。
- 装置
- 本体を識別するための名前。任意の名前を設定することができます。自分でわかるよーな名前にしておくべし
- パスワード
- 端末からWiFi接続する際のパスワードを設定します。また、これは本体のパスワードも兼ねるそうな。

プロバイダの接続情報の設定
さて次。おそらく最大の難関。ISP(プロバイダ)から提供されたPPPoE接続情報の入力。分からない場合は、プロバイダのサイトのマイページ的なところとかで見れると思います。たぶん。
「サービス名」の項目は任意です。てけとーにプロバイダ名でも入れときました。僕は。

ちなみに、このへんの設定項目はプロバイダによって変わるのかも知れないが、分かりません。
使用状況の送信設定
お好みで。僕は送信する設定にしました。

以上でめでたく設定完了!

と思ったら、PPPoEの情報書き間違えた。失敗するとオレンジマークやアラートバッジが表示されますね。こんな感じで↓

正しく設定されると、こんなあんばいに、緑マークに変わるよ!

5GHz帯の設定をする iOS(iPhone)編
AirMacは、2.4GHz、5GHzの2つの周波数帯に対応しとるんですが、802.11acの超高速接続を利用する際は、5GHz帯を利用した方が威力を存分に発揮できる、そんな感じに思っといてもらえればよいかと。
という訳で、その設定します。AirMacユーティリティのAirMac本体のアイコンをクリックして、↓の「編集」をクリック。

「詳細」

「Wi-Fi設定」

5GHz名 を入力。5GHzだということを見た瞬間分かる名前にしとくのがよろしいかと。思われる。
アップデート!

以上で設定終了。あとはWiFi接続をする時、さっき設定した5GHzのネットワーク名の方に接続すればOK

Time Capsuleの設定
「AirMac Time Capsule」を購入した方は、Time Capsuleの設定もやっときましょう。「システム環境設定」→「Time Capsule」
スイッチを「入」にして「ディスクを選択」

「利用可能なディスク」の中からディスク選んで「でぃすくを使用」。
以上。こんだけ〜(IKKO)

おわりに
なんだか、アカウントとかパスワードとかに振り回される毎日ですね。こういう「アカウント地獄システム」って、いつか解決するんでしょうか。
といったわけで以上です!新しいMacBook狙ってるなら、AirMacをお供にするのもオツだと思います。それでは。