あなたは今、MacでUS配列キーボードを使っていて「¥(円マーク)が入力できない!」と困っていませんか?困っていますね?というわけで、この記事では、US配列のMacで誰でも簡単に¥を入力できる方法を丁寧に解説しています。
Macユーザーに好まれがちな「US配列」キーボードとは?


「US配列」のキーボードを選ぶMacユーザーが増えています。理由はシンプルで、キートップの見た目がスッキリしてておしゃれ、英語入力に向いている、キーが打ちやすいなどなど。AppleのオンラインストアでMacBookを買う時にUS配列を選べるって知って、ついポチった人も多いんじゃないでしょうか。
上の画像をご覧のとおり、違いはさまざまあります。この辺の違いや実際の使用感にについてはまた別記事にまとめようかと思います。
さて、実際にUS配列を初めて使ってみて最初に多くの人が引っかかるのがこれ。
¥マーク(円マーク)がないんだけど!?!?
そう、日本人におなじみの“¥ (円マーク)”が、どこにもない。
そもそもUS配列に¥など存在しない
その理由は単純で、US配列はアメリカの標準仕様だから。
アメリカでは¥(日本円)なんて使わないので、そもそもキーボードに印字されていません。逆に、日本語(JIS)配列に$(ドルマーク)はしっかりあるわけですが…。
とはいえここは日本。いかにUS配列を使うとはいえ日本人なら¥(円マーク)を使うシーンは往々にしてあるわけです。というわけで、ちゃんと「¥」を入力する方法を知っておくのはめっちゃ大事です。
合わせて読みたい
US配列のMacで円マーク(¥)を入力する方法 1 – Option + Y
というわけでやっていきましょう。この記事では3つの方法をご紹介します。
まずひとつ目ですが、見出しで盛大にネタバレをしていますね。というわけであえてUS配列のMacを使う以上、最低限これは覚えておかねばなりません。option + Y で¥マークが打てます。

ただし、条件が2つ。ひとつは、英数字入力モードにしておくこと。日本語入力モードになっていると、全角の¥になっちゃいます。
もうひとつは、日本語環境(ロケール)が有効になってること。もし完全な英語設定で使っているなら、違う文字(たとえばü)が出る可能性もあるのでご注意を。
日本語環境(ロケール)とは?
日本語環境(ロケール)とは、簡単にいうと、あなたのMacが「日本語を使っていますよ」と認識している状態のこと。
Macに限らずスマートフォンやパソコンは、どの言語で使われているか、どの国の文化圏に属しているかを元に以下のような設定を自動で切り替えています:
- 日付や時間の表示(例:2025/04/17 vs April 17, 2025)
- 通貨の記号(例:¥ vs $)
- 数字の表記(例:1,000 vs 1.000)
- キーボード入力の挙動
この一連の「言語と地域に基づいた設定」をロケールと呼ぶんです。
Macで日本語ロケールが有効になっている状態とは、具体的にはこんな状態です
「言語と地域」の設定に日本語が含まれている
「システム設定 → 一般 → 言語と地域」で日本語が一覧にある
キーボードの「入力ソース」に日本語が追加されている
たとえば「日本語(ローマ字)」や「かな入力」が選べる状態
macOSが「この人は日本語を使ってるっぽいな」と判断してくれていれば、ショートカットも日本仕様で動いてくれるわけです。完全な英語設定の場合は、¥が出ない可能性があります。
おそらく、この記事に辿り着いた皆さんはまずクリアしている条件だとは思いますが、念のため。
US配列のMacで円マーク(¥)を入力する方法 2 – 「えん」で変換
日本語の「えん」を¥に変換できます。シンプルでわかりやすい方法ですね。
US配列のMacで円マーク(¥)を入力する方法 3 – アクセシビリティキーボードを使う
Macの「アクセシビリティ機能」にある仮想キーボードを使って入力することもできます。
画面に表示されるソフトウェアキーボードで、実際に見ながらクリックして入力できます。
やり方は、
- 「システム設定」→「アクセシビリティ」→「キーボード」
- 「アクセシビリティキーボードを有効にする」をオン


これで仮想キーボードが表示されます。

オプションキーをクリックすると、 仮想キーボードのキートップの表示が切り替わるので、出てきた¥マークをクリックします。

この方法は、オプションキーを押したときどんな文字を入力できるのか、その場でリアルタイムに確認することができるので、¥以外の文字を探すときにも重宝します。ぜひ覚えておきましょう。
おわりに US配列でも¥(円マーク)は出せる! 今ここで覚えておこう
最初はちょっと戸惑うかもしれないUS配列。でも、ポイントさえ押さえておけば、¥マークを含めた記号入力は全然怖くない!
- ショートカット(Option + Y)
- 「えん」で変換
- 仮想キーボード(アクセシビリティ機能)
自分に合った方法で、快適なMacライフを送ってください!それではまた。