どうも、Mac愛好家歴25年のタカシです。MacBook Neo。ポチりましたとも。ええ。
スペックについていろんな意見が飛び交っているようですが、今回はこの新しいMacBook Neo、誰が買うべきで、誰が買うべきではないのか。特長や仕様から徹底的に解説していきます。新しいMacを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
MacBook Neo、ポチりました。
MacBook Neo(512GB / シトラス)を秒でポチりました。届くのが楽しみです。512GBにした理由は言わずもがな、Touch IDが僕には必須だったからです。

さて、本編に入る前に、なぜポチったのかについてはこちらの記事もご覧ください。無印MacBookとの対比というちょっと変わった視点で考察しています。
まずはMacBook Neoの主なスペック・特長
まずは主だったスペックを見ていきましょう。
新色含む4色のカラー展開

シルバー、ブラッシュ、シトラス、インディゴのパステル基調の4色展開。特にシトラスは初の黄色MacBookということで、僕はこれを選びました。
iPhone用のA18 Proチップ搭載
iPhone 16 Pro / Pro Maxと同じA18 Proチップ搭載。Mac用のMシリーズではなく、初のiPhone用Aチップ搭載というのが、このMacBook Neoのある意味目玉となる部分で、どこまで使えるのか大いに期待が高まるところです。
ただ、iPhoneよりGPUコアが1つ少ない5コアなんですよね。これはつまり、iPhoneで弾かれたチップの、いわば再利用と言えるわけです。もしかしたら、これこそがMacBook Neoの存在意義・開発理由なのかもしれません。
メモリ(RAM)は8GB固定
「今日び8GBかぁ」と思うかもしれませんが、これはこれでいいんです。そういうモデルなんで。そもそもiPhone用のA18チップ(Soc – つまりメモリ一体型)をそのまま使うわけですから、必然的にiPhone 16 Proと同じ8GB固定となる技術的制約といった理由があります。
ベゼル太め、ノッチなしのディスプレイ
近年のMacBookシリーズは狭ベゼルでノッチありのディスプレイですが、MacBook Neoのディスプレイは無印iPadのようなちょい太ベゼルでノッチのない仕様。あとで詳しくお話ししますが、これは結構イイです。唯一、Airに勝てる部分と言えるかもしれません。
USB-Cポート×2 MagSafe充電はなし
USB-Cポートは左側に2つ。これはMacBook Airと同じですが、機能は違います。MacBook NeoはThunderbolt非対応のUSB 3 x 1と USB 2 x 1。またMagSafe充電ポートもありません。
MacBook Neoのいいところ
まずは僕が見たMacBook Neoのいいところを挙げていきます。
$599という革命的低コスト
2026年現在の日本円価格では約100,000円と、めちゃくちゃ安い感は薄れますが、$599のMacというのは、近年ではあり得ない革命的な低コストです。2013年くらいのMacBook Airでも10万円くらいしましたから。これ自体がすでにMac革命と言っていいでしょう。凄まじいです。
カラーがかわいい
これまでにないパステルカラーのブラッシュ(薄いピンク)とシトラス(イエロー)がとても斬新。ピンク系のAirは過去にもありましたが、イエローはMacBookでは初。せっかくNeo買うならぜひ選びたいところ。
ノッチがない(めっちゃいい!)

2021年以降のMacBookシリーズには、すべからくノッチがついています。一見、その分画面が広く使えていいじゃないかという話なんですが、とても残念なことに、なんとこのノッチディスプレイ、メニューバーのアイコンがノッチに隠れて見えなくなるという、信じられないようなう○こ仕様なのです。なんでこんな仕様になっているのか理解ができません。アイコン見えなくてどうやってクリックするのよ。
しかし、MacBook Neoのディスプレイは、無印iPadのようなちょい太めベゼルでノッチのない仕様。つまり、う○こにじゃまされることがないのです!これは期待が高まりますね。
ちなみに、かの伝説のM1 MacBook Airとはベゼルの太さが違います。M1は横が狭くて上だけ広い、若干バランスの悪い感じでしたが、MacBook Neoは上と左右が同じ太さのベゼルで、より自然な見た目となっています。
MacBook Airよりひとまわり小さい
13インチのMacBook Air M5と比べて奥行き約8mm、幅約6mmくらい小さい。(その分1mm厚いけど)。小さいは正義。
Macであること!
これが最大のいいところなんですよ。結局、iPadではMacの代替になることはないのです。フルサイズのキーボードと一体になったトラックパッドの安定感、そしてmacOSが載っていること。たとえ文字打ちに特化した作業をするにしても、端からキーボード・トラックパッド操作前提のMacと、タッチ操作前提で物理操作デバイスはあくまでおまけという思想のiPadの操作感はまったくの別物なのです。
MacとiPadとは根本的な設計思想が違うんです。逆に言えばMacはiPadの代替にはなりません。ベッドに入ってMac片手に動画とか観たくないじゃないですか。
過去にiPad ×キーボードも何度も試し、最終的にM1 MacBook Airに勝るものなし!という結論に落ち着いたという経験があります。それ以来、iPadはNetflix専用機と化し、文書作成は100%Macで行うようになりました。
MacBook Neoの残念なところ
さて、そんなMacBook Neoですが、とても残念なことに、とても残念な部分もあります。それも、ちょっとではなくまぁまぁたくさんあります。中には「それ、削ったらMacじゃないじゃん…」って思うようなものもあります。というわけで、詳しく見ていきましょう。あくまで個人の主観ですが。
True Tone / Display P3非搭載 (残念度 ★)
Apple製品の特長のひとつにTrue Tone(環境光に合わせた自然な発色)とDisPlay P3(広い色域を表現できる)があります。Macでは2020年以降のすべてのモデルに搭載されてきたこれらが、MacBook Neoには非搭載です。近年のAppleを支える、いわばAppleの代名詞といっても過言ではないこれらの技術が非搭載というのが若干気になります。まだ実機が来てないので、実機見てどうかといったところではありますが。
いうほど軽くない (残念度 ★★★★)
現行のM5 MacBook Airと同じ重さ。その分バッテリーがもつかというとそうでもない(むしろもたない)。もちろん、そう簡単にはいかない理由もあるのだろうと思います。
いうほど薄くない。むしろ厚い (残念度 ★★★)
現行のM5 MacBook Airより1mmくらい厚い。これも、薄くできない、というよりしない理由があるものと思います。そのへんまた後で書きます。
256GBモデルにはTouch IDが非搭載 (残念度 ★★★★★)
これは個人的にまぁまぁがっかりしたポイント。Macユーザーならお分かりのとおり、近年のMacは「パスワード」という最強すぎるアプリとTouch IDの相性が凄まじく、Touch IDなしのMacとかもう考えられないのです。つまり、必然的にTouch ID搭載の512GBを買うしかないのですが、そうすると114,800円と余裕の10万円超えとなります。10万以下で買えると思ったのに。がっかりしながら512GBモデルをポチりました。
が、これは言い方を変えれば、僕のようなTouch ID欠かせない勢への選択肢を残してくれた、とも取れます。逆にありがとう。Appleさん。
トラックパッドが非感圧式 (残念度 ★★)
2015年くらいのMacBookシリーズから感圧式(擬似クリック)のトラックパッドに切り替わりましたが、MacBook Neoのトラックパッドは非感圧式、つまり2015年以前のMacBookと同じようなトラックパッドになる可能性が高いです。それが使いづらいかどうかはもう忘れたので実機を待つしかないですが、少なくとも本体の厚みが増した原因のひとつではないでしょうか。
Thunderbolt非搭載 (残念度 ★)
これは想定していた部分なのでそこまで残念というわけではないけど、拡張性はかなり低いと言わざるを得ません。一応外部ディスプレイ1台は繋げるので体勢に影響ないと言えないこともないです。
MacBook Neo 発売前の性能レポートをまとめてみる
すでにMacBook Neoの性能に関するレポートが出始めているので、それらの情報をまとめてみました。
競合PCをぶっちぎる圧倒的シングルコア性能
まず、シングルコア性能は想定以上に高く、M3を上回りM4に迫る水準。M1 MacBook Airより約50%高いスコアとなっています。
これは、ブラウジング、文書作成、動画視聴、簡単な写真編集といった日常用途のほとんどでもっさり感を感じることはないレベルと言えます。
また、同価格帯のIntel Lunar Lake Ultra 5 搭載PCを38%、Snapdragon X Plusを43%上回り、$599という価格帯でこのシングルコア性能は他に類をません。まさしくぶっちぎりの性能と言えます。
一方、マルチコアはM1止まり
A18 Proは6コア(性能2、効率4)で8コアのM1、M2と比べてマルチコアでは互角かそれ以下にとどまります。
8GB固定 + SSDスワップ依存が根本的な制約
大量のブラウザタブやAIタスクを同時に行うと、システムがSSDスワップに大きく依存することになります。Macのメモリ圧縮&高速スワップは超優秀ですが、A18 ProのSSDはM系と比べて著しく遅いと予測されるので、ここが根本的なボトルネックになると考えられます。
GPUはM1同等
MetalスコアはM1 Airをわずかに上回る程度、iPhone 16 Pro Maxより少し低いスコアとなっています。
M1 MacBook Airと比較したMacBook Neoの性能まとめ

以上の発表前情報によるMacBook Neoの性能について、M1 MacBookと比較してまとめました。
ほぼ同じ点
- マルチコア性能(実用上の差はほぼゼロ)
- GPU性能(Metal スコアがほぼ同値)
- 日常タスクの体感速度
MacBook NeoがM1 MacBook Airを明確に上回る点
- シングルコアが約50%速い(M4レベル)
- AI処理が高速(Neural Engineが新しい)
- 価格($599 vs $999 / 発売当時)
MacBook NeoがM1 MacBookを明確に下回る点
- M1 MacBook Airは 8GB / 16GBメモリを選べたが、NeoはA18 Proの構造上8GB固定
- メモリ帯域幅が60GB/sで、M1 Airの68.25GB/sを下回る
- SSDもM1 Airより遅いと推測される
発売前情報によるMacBook Neoの性能まとめ
シングルコアクラスはM3以上、でもメモリ周りの天井はM1以下、という歪なプロファイル。
シングルコア一本勝負の軽作業では速いが、メモリ圧迫が始まった瞬間にM1 Airより急激に失速する可能性が高い、と推測されます。
スペック・性能テストから見るMacBook Neoの正体とAppleの狙い
以上を元に、MacBook Neoとは何なのか。誰に向けた製品なのか。そしてAppleがこのMacBook Neoを世に送り出した狙いはなんなのか。考察していきたいと思います。
iPhoneで使っていたA18 ProよりGPUが1コア少ない理由
MacBook Neoの仕様を眺めていて気づいたのが、iPhone 16 Proで使われていたA18 ProのGPUが6コアであるのに対し、MacBook NeoのA18 ProチップのGPUは5コアと記載がある。これはいったい何を意味するのでしょうか。
あえて1コア削った…のではもちろんありません。iPhoneで使えなかった、いわばB級品をMacBook Neoに回している、という見方もできます。有体に言えば「在庫処分」といったところでしょうか。
これによりAppleにとっては
- 歩留まりが上がりコストが下がる
- $599という価格を実現できる
というメリットが生まれます。
ちなみに、GPUコアが6コアから5コアになることで、並列グラフィック処理の理論性能は約17%低下しますが、実用性脳への影響が軽微なので、ユーザーとしては大きな問題ではありません。ゲームのフレームレートが若干落ちますが、そもそもiPhone 16 Pro自体PS5級のゲームを動かせるレベルなので、1コア減ったところで、$599クラスのノートしては充分に高性能、ということになります。
世界的なメモリ不足への対応
2026年3月時点で世界的なRAM不足が深刻化しています。$500以下のPCが市場から消えつつある中、平均ノートPC価格が17%上昇しています。この状況でA18 ProのようにDRAMをチップに一体化したモバイル向け設計を流用すれば、汎用メモリ市場の影響を受けにくく、安定した価格での供給が可能になります。
徹底したコスト削減重視
上記のA18 Proチップの採用も含め、ノッチなしディスプレイ、True ToneやDisplay P3、感圧トラックパッド、Thunderbolt、Touch IDの非搭載(256GB)などの思い切った仕様となっています。これらはすべて$599という超低価格を実現するために必要な選択だったということです。
MacBook Neoがこれだけ仕様を絞ってかつバッテリー容量も減らしたにも関わらず思いのほか薄くない、軽くない理由もここにあります。より薄くて同等の剛性をもつ設計にするには追加のコストがかかるためです。つまり、薄さと軽さを追求するほどコストはかかってしまうため、MacBook Neoはそこを妥協することでこの価格を下げた、という設計判断があるのでしょう。
12インチMacBookがあれだけ軽量コンパクトだったのは、その分価格が高かった(2015年当時の価格で178,800円)から、ということですね。
Chromebook市場への本格参戦
ここまでの徹底したコスト削減には、Chromebook市場という明確な狙いがあると考えられます。教育市場でChromeBookはシェアが高く、Appleは長年$999の壁を越えられませんでした。$499(教育価格)はiPad+キーボードよりはるかに安く、初めてChromebookと戦える価格帯に踏み込んだことになります。
Tom’s Guideは「初代MacBook Air以来最も破壊的なノートPC」と評し、ChromebookやWindowsの中価格帯ノートが一気に見劣りすると評しています。
新規ユーザーの獲得
$599という文字どおり桁違いの価格を提げて新規Macユーザー数を劇的に増やし、Appleのエコシステムへの入門の間口を大きく広げる、つまり「Macの民主化」の絶好のタイミングと見ているとも考えられます。
AIをフル搭載した最安端末という差別化
Apple Intelligenceをフル搭載した最安端末という位置づけは、単なる廉価版ではなく「AIが使える最低ラインのMac」として差別化できます。Googleの教育向けChromebookや格安WindowsノートにはオンデバイスでここまでのAI処理性能はなく、新しいNeural Engine(AI処理専用の回路)のメリットを$599で手に入れることができます。
ここがポイント
MacBook Neoは単なる安いMacではなく、製造効率向上、市場拡大、エコシステム囲い込み、AI戦略のすべてを狙いとした、Appleにとってはローリスク・ハイリターンのとても計算された一手である、と言える。
MacBook Neoを買うべき人・買うべきでない人

さて、ここまでのまとめです。ではこのMac、誰が買うべきで、そして買うべきでないのか。僕なりの考えをまとめていきます。
MacBook Neoを買うべき人
- ウェブブラウジング、文書作成、動画視聴、簡単な写真編集などの日常用途メイン
- ハイスペックなMac / PCを持っていて、セカンド機、サード機が欲しい人
- 初めてのMacを検討中の学生
- お子さんへのプレゼント
- とにかく手軽に持ち歩けるMacが欲しい人
- 色がかわいいから欲しい人
- Aチップ載ったMacってだけで血が騒ぐ人
MacBook Neoを買うべきでない人
- MacBook Airと迷っている人(迷うくらいなら型落ちでもAir買った方が幸せになれると思う)
- マルチタスク(複数アプリ同時使用)を多用する人
- 外付けストレージやハブを多用する人
- 動画編集や音楽制作をやりたい人
- プログラミング・開発したい人(DockerとかXcodeは厳しそう ※未検証)
- 外部モニター2台使いたい人
- 色精度が必要なクリエイター(sRGBのみ)
- 末長く使い続けたい人(数年後に8GBメモリが足かせになるかも)
とは書いたものの、僕は、Appleの思惑とは裏腹に初めてのMacにはやっぱMacBook Air(最近のMシリーズ)を選んで欲しいなぁ、という思いもあります。やっぱ、画面の美しさや感圧トラックパッド、Touch ID、そしてMチップの快適さなどMac本来の手触りのよさや道具としての使い心地をまずは知ってほしいなぁ、と。でもそれはあくまで僕のエゴでしかないのかもしれませんね。
おわりに
MacBook Neo。とても正直なことを言うと、M1 MacBook Airの衝撃と比べると目新しさはなく、むしろスペック的には6年くらい後退した感はありますが、それでも$599で2019年のMacが買えると思えば、同価格帯のスペックのPCとは天と地ほどの違いを感じます。それほどにMacの完成度は高胃ということです。
今のMacBookのラインナップは、Airの最小スペックだとしても200,000円近くする高級車、フルスペックモデルなんですよ。AirとProの明確な違いは、ファンの有無とUSBポート数、SDスロットくらいなもので、基本的に超ハイスペックです。
MacBook Neoは、ある意味その超ハイスペックたちと比較されるからアレですが、他メーカーの同価格帯のPCと比べてみてください。その性能の高さに納得することでしょう。
レビューは明日実機が届いてからしたいと思います。それではよきMac生活を。






